漫才師“富士山”vol.4
作・富士


今日も相変わらず営業活動に精を出す二人であった・・・

山田  「どうも〜富士山です♪」
富士田 「・・・・・・」
山田  「おい!」
富士田 「・・・・・・」
山田  「面白い顔しても伝わらねぇよ、文字なんだから!」
富士田 「・・・・・・」
山田  「いきなりズボンとパンツ脱いでんじゃねぇ!」
富士田 「・・・あ・・・あっ、あぁぁぁぁぁぁ」
山田  「何やってんだよ!」
富士田 「ナニだけど?」
山田  「そんなこと聞いてるんじゃない」
富士田 「たまにはシモネタも必要かと思って」
山田  「いつもシモネタしてるじゃねぇか」
富士田 「いつもは”下ネタ” 今日は”シモネタ”」
山田  「一緒だろうが!」
富士田 「すっきりしたところでさっそく今日のネタに入ろうぜ」
山田  「・・・分かったよ」
富士田 「ちなみにさっきネタにしたのは”緒○凛”」
山田  「そんなのどうだっていいの。それに誰だか分かるのなんてほんの一握りの人だろうに、さらに伏字まで入ったらよけぇ分かんねぇよ!」
富士田 「彼女は極楽・・・」
山田  「だからどうだっていいんだってば! 今日のネタに入るぞ」
富士田 「かわいいのに・・・」

山田  「2004年も1ヶ月以上が経ちました」
富士田 「それじゃ分かりにくいよ」
山田  「じゃあどう言えばいいんだ?」
富士田 「21世紀も1126日以上が経ちました」
山田  「もっと分かりにくいよ!」
富士田 「で、それがどうしたの?」
山田  「この1ヶ月ちょっとの間にいろいろあったからさっそく振り返ってみようかと」
富士田 「人生後ろ向きなお前らしいな」
山田  「余計なお世話だ」
富士田 「さっさと進めろ・・・ってお前の場合バックするのか? ・・・拍手ありがとう♪」
山田  「別に上手いこと言ってないし、誰も拍手してねぇよ」
富士田 「今年に入っての話題と言えば”ヤクルト・高津、アメリカでメジャーへ挑戦”だね」
山田  「そうそう」
富士田 「本場アメリカで長さ1mを誤差なく測れるか!」
山田  「違うだろっ! なんでアメリカまで行ってそんなことするんだよ!」
富士田 「じゃあイギリス?」
山田  「国の問題じゃない!」
富士田 「あぁ。スポーツ選手だったね」
山田  「そうだよ。今ごろ何言ってんだ」
富士田 「シカゴのチームだってね」
山田  「そうそう」
富士田 「”シカゴ・ブルズ”」
山田  「そりゃバスケットのチームじゃねぇか!」
富士田 「入団決まったときのコメントが『狂牛病退治してきます』」
山田  「デタラメ言うんじゃねぇよ!」
富士田 「今なんて言った?」
山田  「デタラメ言うんじゃねぇよ!って言ったんだよ」
富士田 「デタラメ?」
二人  「デタラメ?」
二人 「デタラメな〜人・・・」
山田  「・・・ってパクるな!」
富士田 「お前もノリノリだったじゃん」
山田  「ちょっとノッてしまった自分が恥ずかしい・・・」
富士田 「じゃあ話を戻そう。高津が選んだのはシカゴ・ホワイトソックスだな」
山田  「何が”じゃあ”だ。まぁいいや、やっと話が戻ったな。そうだよホワイトソックス」
富士田 「これがホントの”ホワイトソックス洗濯”」
山田  「上手いこと言うなぁ」
富士田 「たくさんの拍手ありがとう!」
山田  「調子に乗るな!」
富士田 「入団のコメントが『シカゴの狂牛病退治してきます』」
山田  「さっきと同じじゃねぇか! ってか、野球とバスケットで試合するわけねぇだろっ。さらに言うと、ブルズは牛のマークだけど狂牛病は失礼だろ」
富士田 「マイケル、ジョーダン(冗談)だ」
山田  「誰がマイケルだ、誰が」
富士田 「”牛相手なら「赤い靴下」の方が良かったかも”と言ってたそうな」
山田  「デタラメ言うな!」
富士田 「デタラメ? デタラメな〜・・・」
山田  「めんどくさいから同じことするな」
富士田 「お前がデタラメって言うからだろう。デタラメ?・・・」
山田  「自分で振るな!」

富士田 「高津とは逆に日本球界に復帰したのが佐々木」
山田  「ハマの大魔人復活だね」
富士田 「何でも、アメリカの女房(キャッチャー)に日本に妻子がいるのがバレて喧嘩して帰ってきたとか」
山田  「嘘つくなっ!」
富士田 「”ワタシトオクサンドッチトルノ?”って・・・」
山田  「ツッコミ無視するな!」

富士田 「プロ野球で佐々木以上に興味あるのは中日の落合新監督だな」
山田  「新監督の中では一番注目されてるね」
富士田 「キャンプ初日からいきなりかましてくれたからな〜」
山田  「今までの常識を覆してるよね」
富士田 「なんたって初日から”紅白歌合戦”するんだもの」
山田  「歌ってどうする! 紅白戦だろうがっ、野球の試合だよ!」
富士田 「中日のキャンプといえば、”白紙メニュー”も話題だな」
山田  「一部の選手に自分で練習メニューを決めさせるってすごいよね」
富士田 「だから、選手の中には”集中力を高めるためにラジコン1時間”とか・・・」
山田  「いねぇよ」
富士田 「イメージトレーニングに”パワプロ2時間”っていう選手もいるとか」
山田  「そんなわけねぇだろ」
富士田 「あっそうか。ゲームは1日1時間だよな」
山田  「そういうこと言ってるわけじゃねぇ!」
富士田 「極め付けは『勇太、拓也、成美、パパ頑張ったよ!』とビデオレター撮ってる選手も・・・」
山田  「もはや練習でもねぇじゃん!」

富士田 「スポーツといえば、高橋尚子が名古屋国際女子マラソン出場しないらしいな」
山田  「そのせいでアテネ五輪代表に選ばれるか微妙という話もあるね」
富士田 「そこで今後の展開を予想してみた。はっきり言って予知だな」
山田  「相当自信あるのか?」
富士田 「まずは選考直前に記者会見を開いて”私を選んでください!”と涙ながらに・・・」
山田  「松野明美か!」
富士田 「さらに”大外枠でもいい、賞金もいらない、だからダービーに出走させてくれ”と・・・」
山田  「何からツッコんだらいいか分からねぇよ!」

富士田 「よし、次は政治を振り返ってみよう」
山田  「・・・勝手にしろ」
富士田 「最近の話題といえば”古賀衆議院議員の学歴詐称疑惑”だな」
山田  「連日報道されてたからね」
富士田 「UCLAと代々○アニメーション学院を間違えちゃうなんてありえないよな」
山田  「そんな間違いしねぇよ!」
富士田 「福岡市内での釈明演説もすごかったな、とくに長州の人たちが」
山田  「”長州”じゃなくて”聴衆”だ! たしかに応援・野次と両極端だったからね」
富士田 「『議員辞めてホストクラブへ就職しろ!』って野次を飛ばしたのがクラブ・ニュー○の社長」
山田  「社長が福岡にいるわけないし、そんな野次も飛んでねぇよ! 元ネタ知らないと笑えねぇし!」
富士田 「社長が古賀議員をスカウトしてるというウワサ」
山田  「そんなこと説明しなくていいよ!」

富士田 「一方、地方に目を向けると大阪府知事戦が行われてたな」
山田  「何人か候補がいたけど、事実上太田房江現大阪府知事と江本猛紀の一騎打ちだったね」
富士田 「でも、結果は現職の圧勝。道頓堀を阪神ファンのために清掃してあげたのが勝因という話」
山田  「んなわけあるかぁ! 投票率が低かったからって話はあるけど」
富士田 「そういえば”無党派層が寝ててくれたおかげで当選できた”と太田府知事がコメント・・・」
山田  「してねぇよ!」
富士田 「おかげで負けた江本は”大阪府民がアホやから当選がでけへん”って・・・」
山田  「言うわけないだろっ! いい加減にしろ!」
二人  「ありがとうございました〜」


あとがき
ども、富士です。
二人は次の営業先に行ってしまったので代わりに私が登場です(ネタが無いとも言うw)
個人的には楽しく書けました♪ 上達してるかは別ですけど(苦笑)
元々「おもしろ人間」ではないので笑ってもらえてるか自信ないです。みなさんにはどう評価されてるんでしょうか? 聞きたいような聞きたくないような・・・w
応援・辛口批評何でも構いませんので投票よろしくお願いします。

P.S 最後のボケの部分とか府民のみなさま怒らないでくださいね(汗)
    あくまでネタですから。