あれから20日がたった。
エリカは棍棒術の特訓を終えやっと今日からリボンの特訓に入ることが出来た。
「ほい!そこまで・・・」
マイスターが声をかけた。
「えっ???でも・・」とエリカ。
エリカはリボンで3体のスティックスライムを倒した・・・もう少しリボンを使いたいエリカ。
そのエリカの気持ちを察してか、
「良いか!エリカ・・・・此処はまだ平地・・・それゆえリボンが使える・・・じゃが」
とマイスターは此処で声を変えた。
「森の中やダンジョン内では、リボンは使いにくい・・・それに此処はパラレルワールドじゃ!
物理攻撃主体の武器のほうが効率が良い・・・棍棒は市販武器じゃ・・・SHOPでも、
また魔法:ペロリンでも手に入れることができる・・・・」

「よってそなたは棍棒の腕を磨いておかなければならぬ・・・・この後は魔法を特訓じゃ!
ペロリンは、モンスターを食材に変える魔法じゃが・・・レベルが上がればアイテムや武具も作れる・・・・中間点を越えれば気温はぐっと下がる・・・・その夏服では寒さに勝てんぞ!
よって、ペロリンでアイテムつくりの練習じゃ」
「あの・・マイスター様」とエリカ。
「ペロリンでアイテムが作れるのですか・・・本当に?」
「無論じゃ!成功率は食材70%よりもぐっと低い30%じゃが・・・作れる・・・
分子構成装置で作ることが出来ないエプロンウエア冬服やフープ!棍棒!バイザー!
レベルが上がれば、家も作れる・・わしのマイスターハウスはペロリンで作ったものじゃからな・・・」
「でも・・エリカはマジックマイスターではないです〜きっとダメですね〜」と弱気のエリカ。
「ばかも〜〜ん」怒りの表情のマイスター。
「そんな弱気でどうする・・・・魔法の特訓をするのか・・・それとも通常空間に帰るか・・
今すぐ選べ〜」

「ごめんなさい!マイスター様・・・魔法の特訓を御願いします」
エリカは涙目で答えた。

「うむ・・それでは・・おっ!ちょうど良い・・・そこに出てきたスティックスライムを
アイテムに変えなさい・・・・これは全てモンスター共通じゃが、口を開けたらその奥底に魔法を打ち込むのじゃ・・それと魔法不発に備えて、棍棒は必ず持っていること・・・・
魔法は必ず成功する保証は無いのじゃからな」

エリカは、マイスターのアドバイス通りモンスターが口を開けるのを待った。
「そう言えば・・アイテムは何にするか??」と考えを巡らした瞬間!隙を作ってしまった。
「あっ・・・」叫ぶエリカ。
「ペロリ〜ン」マイスターが魔法を発動させた・・・・そしてモンスターをポシェットに変えてしまった・・・・・・。
エリカは魔法を発動することも棍棒を使う暇も無かった・・・気づいた時は目の前にスライムの大きな口が迫っていたのだ・・・しかも生臭い息をして・・・・・・
「どうしたのじゃ?奴に隙を見せたと見せての魔法発動ではなかったのか?」
「いえ・・・あっ・・・できませんでした・・・・すみません!マイスター様・・エリカは」
「エリカは、スライムに食われてしまいしまいました・・じゃな」
マイスターは意地悪そうに言った。
そして、「良いかな?そなたは独りで冒険しているのじゃ・・・だから・・・」
と此処から語気を強め!
「モンスターとの戦いで頼れるのは、おのれ独りのみ・・・誰も助けてはくれん!コンドンムは既にあの世じゃ・・・・魔法:ペロリンを使うなら今!必要なアイテムを前もって確認しておかなければならぬ・・・・これではまだまだ聖戦士レベル0.3じゃ!」
マイスターの辛らつな物言いに涙目のエリカ・・・でも泣かない。
「マイスター様!もう1回チャンスを下さい・・御願いします」
エリカはその場で土下座して乞うた・・・もう1回チャンス・・甘いかもしれないけど。
「ならば・・・・そこに出てきた奴を・・そうさなの〜水筒に変えてもらおうか・・・
もし出来なければ・・・・その着ているウエアを貰うぞ!・・・やはり若い娘は全裸に限る。
良いな!エリカ」マイスターは半分本気でそう答えた。

エリカは、草むらから顔を出しているスライムに魔法発動する姿勢を取った。
水筒・・・奴を水筒に変える・・・失敗はできない・・・・全裸は嫌!
エリカは、スライムが口を開ける瞬間を待った・・・無論!周りにも気を配った・・・
他にモンスターは居ない・・・大丈夫!大丈夫よエリカ・・・・チャンスはきっと来る。

モンスターは口を開け、エリカに迫ってきた・・チャンス!「ペロリ〜ン」とエリカは奴の口に、魔法を撃ち込んだ・・・御願い!水筒に変わって・・・・・・

突如!モンスターは動かなくなった・・・・・そして、ポン!と軽い音をたてて、水筒に変わってくれた。
エリカは、喜びたいのを我慢し水筒を拾い、それをマイスターの元に差し出した。
「うむ!いきなり成功とは・・なかなか素質があるぞ・・但し・・・いつも成功するとは限らん!不発に備えて棍棒は必ず装備じゃ」
と言い、 「その水筒はそなたが使うのじゃ・・・・ミズンで作った純粋水を溜めておけば良い」とエリカに水筒を渡し「さて!昼飯じゃ・・・・・」とマイスターハウスに入って行った。
「エリカ・・何をしている・・・ハウスに入りなさい・・・今日は特別にわしの特製料理をご馳走しよう・・・・・午後からは、また魔法の特訓じゃ・・魔力回復系の料理・・・・作り方を教えて欲しくは無いかな?」
「あっ・・マイスター様!教えて下さいまし」エリカは急いでハウスに駆け込んだ。
魔法回復系の料理・・・・しかも作り方・・・・エリカにとってそれは、独りで冒険するノウハウ・・・生き延びるノウハウ・・・・。

調理中!エリカはマイスターの説明を必死に頭に叩き込んでいた。
そして料理は・・・・あまり美味しくない・・・でもエリカは食べた・・生き延びる為に!

「さて!昼食が終わったら、またペロリンの練習じゃ・・・・足りないものを確認しておくように・・・今のエリカにとって何が必要なのか・・・何をストックしておかなければならないのか
・・・・5分以内にまとめておきないさい」マイスターはそう言うとそそくさ外に出て行ってしまった。
「フープ3個と携帯食料キット・・・FMバイザー2個と棍棒3本・・・・防寒ジャンバー」
あのアイテム交換所で貰ったものだ!携帯食料キットは8日分・・・後7日は大丈夫。

「おい!エリカ!・・何をしてるのじゃ・・・・・早くせんか」
マイスターの苛立つような声に、エリカは外にに飛び出した。
「ところでエリカ?ペロリンで一体何を作るのじゃ?」マイスターが聞いてきた。
エリカは「フープを作ろうと思います・・・3個しか持っていません・・そのうち1個は装備してますから・・・予備は2個・・・」
「ふむふむ・・・・さよか・・・フープつくりはそこそこ難しいがそれでもやるのか?」
「ハイ!マイスター様!フープは防具!オーラテント!ステイジャンプ!に使います。
これが無いと冒険はおろか野宿もできません」きっぱりとエリカは答えた。
「水筒がレベル1ならフープはレベル5 というところじゃ・・・・この後10回トライしても、うまくいく保証はないのじゃ・・・・それでも良いのじゃな」
「ハイ!マイスター様!フープをトライします」エリカは何のためらいも無く答えた。
「良し!それで良い!では適当なモンスターを誘き出してやろう・・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・
午後!エリカはフープつくりにトライした・・・7回全て失敗・・・・棍棒で6体倒し・・
最後の1体を・・・
「魔法:ペロリ〜ン」エリカはスライムの口!目掛けて2度目のペロリンを放った。
ポン!・・・奴は棍棒に変わった。
「ふむふむ・・・今度は棍棒か?何故フープでは無いのだ」とマイスターが尋ねた。
「ハイ!マイスター様!棍棒は6体目を倒した時に1本中折れしました・・・
予備は2本になったので、やむ終えず変更しました・・」
「そうか!装備品の残りを常に計算しながら戦っていたか・・・それで良い!それで」
にこやかな笑みのマイスター。
「マイスター様!8体目を御願いします・・と言いたいですが、今日は此処までにしていただけませんか?」とエリカ。
「ほほう!何故???」知っていて知らん振りのマイスター。
「ハイ・・あの・・・その・・・負荷性感が発生しそうです・・だから・・」
「うむ!分った・・・そちも自分の魔力の発動限界数が分ってきたようじゃの〜」
そして、「今日はやや早めじゃがこれで終わりじゃ・・・野宿する用意をするのじゃぞ!
それと・・・・テント内でミズンを発動すると、いつもの半分程度しか作れんから気をつけるように・・・・あと必ずバリアを張ってからミズン発動をすること・・・よいな」
「ハイ!マイスター様!御疲れ様でした・・・・エリカは野宿する準備に入ります」
マイスターはハウスに入り・・エリカは野宿する準備を始めた・・・・・
そして、空を見ながら今の時刻を予想した・・・16時30分ごろ????
腕時計型PCは16時15分と表示されている・・・・
「ふう!今日はやっと15分の差額か〜」エリカは、マイスターの助言を思い出していた。
「機械に頼る前に、おのれの感性を敏感にして、時を読むのじゃ・・・パラレルワールドでは、科学は万能ではない・・それゆえに魔法があるのじゃから」

エリカは、何時ものように寝る前の準備・・・用足しを行い・・・安全な場所を探した。
平地・・・落とし穴モンスターに気をつけること・・・・此処は?・・大丈夫!

フープを置き、その中心で瞑想姿勢に入った。そして、「オーラバリア」を張った。
「ふう・・・後はミズンで純粋水を作っておこう・・・後何回で負荷性感がくるのか・・・
テストしてみましょう・・・それに」と此処で頬を赤らめて・・・
「マイスター様にお届けする愛液も手に入るし・・きゃー」
としきりに恥ずかしいのか手で顔を覆った・・・そして両手で椀を作り「魔法:ミズン」を唱えた・・・・・・・
エリカはこの後3回ほどミズンを唱えた・・・・水筒に蓄え・・3度目の後に負荷性感が起きたので、急いで純粋水を飲み干した・・・・大事な大事な水・・・街中ではないのだから・・

「はあ・・はぁはぁ・・あああぁぁぁああ」
負荷性感が身体を襲う・・・精神のリフレッシュ・・・・そして秘奥からは甘い香りの愛液が流れ・・・それをコップに掬う・・・・・マイスター様の為に・・稽古をつけてくれるマイスター様・・・・・・明日はどんな特訓だろうか?と性感上昇によるぼんやりとした頭で考えた・・・・・明日は????

その頃!マイスターは明日からの特訓スケジュールを考えていた。
「まだ早いか?・・・・いやそろそろやらなければ・・・・奴が追ってきてるからな・・・
しつこい猿人が・・・・」
マイスターの敏感な感性が、はるか後方から放たれる魔法戦士の邪悪な波動を感じ取っていた・・・・「残された時間は少ないか・・・イザとなったら・・・奴を・・」
と、そこで考えをやめ・・・「明日からはサバイバル訓練じゃな!エリカ!わしは空の上からそなたを採点するとしよう・・・・奴をそこそこ足止めしながら・・・・」
と言い、ハウスの明かりを消した。

エリカは、負荷性感終了後・・・いつもように自慰に励んでいた・・・左手での自慰!
右手は聖リボンを硬く握り占めている・・・そう!銀色愛液を出さない練習と自分の未来への不安や恐れを追い払う為の自慰!すなわち暗黒面の克服する為の自慰・・・・そして寒さをしのぐ為の自慰・・・身体を温めなければ・・・・
「はぁあああ!そう・・・左手もやっとうまくなってきたわ・・・でも銀色はダメよ・・・
あっ・・あああぁあぁあ!」
軽い絶頂に到達したエリカ・・・・愛液は銀色ではない・・・・・
「はぁはぁ・・今日も銀色は出なかった・・・・・これで良いのよ!これで!母さんに逢うまでは・・母さんと一緒に通常空間に帰るまでは・・・・・エクスタシアンである証拠は隠し続けるのよ!エリカ!・・・はぁはぁ・・母さん!エリカは、まだ西地区にいますが、きっと助けに行きます・・待っていてください・・・・」
そう言い残してエリカは眠りに入った・・自らの甘く香る愛液に包まれて!


END