夏の終りの僕ら 作・きたやん |
夏休みの初日、昼過ぎに起きてきた僕がリビングでごろごろしていると、 [ピンポーン」と玄関のインターホンが鳴ったので玄関のドアまで言って外を覗いて見たら 25、6歳くらいの女性とその隣に中学生くらいの女の子が立ってる。 なんだろう?宗教の勧誘とかじゃなさそうだけど。ドアを開けて「はい、なんでしょうか?」と聞くと 年上の方の女性が「はじめまして、今度隣の部屋に引っ越してきました。 麻生と申します。私が姉のはるかでこっちが妹ののぞみです。どうぞよろしくお願いします。」 とすこし緊張気味の声で言った後、静かに頭を下げる。 きれいなロングの黒髪がふわりと揺れた。あらためてよく見ると、ふちなし眼鏡のよく似合う、 色白のかなりの美人だ。 「ほら、のぞみ、あなたもきちんとご挨拶しなさい」はるかさんがそう言うと、 のぞみちゃんは背中をしゃきっとのばすと、ニコニコしながら元気いっぱいの声で 「はじめまして、どうぞよろしくお願いします」と言い、ぺこりと頭をさげる。 のぞみちゃんはほんの少し茶色がかったショートカットが良く似合っていて、 大きな瞳が好奇心いっぱいにこちらを見つめている。のぞみちゃんもかなりの美少女だ。 すかさず僕は「川村一哉と申します。こちらこそよろしくお願いします!」と答えていた。 その日の夜、はるかさんから引っ越しの挨拶にもらった蕎麦をゆでながら、 僕はなんとかしてあの姉妹と仲良くなれないかなぁと考えていた。 次の日、隣町に買い物に出かけた帰り道、ぼくが最寄の駅で降りると、 改札口を出たところにのぞみちゃんが立っていた。 どうやらすこし前から振り出した雨がやむのを待ってるらしい。 そばにいって、「のぞみちゃん」と声をかけると、「あ、川村さん。こんにちは!」と元気に挨拶してくれる。 「傘、持ってないの?」「ええ、朝はいい天気だったからもって出なかったんです」 「だったら俺、傘持ってるから、同じ帰り道だしよかったら入っていかない?」だめもとでそう聞くと、 なんとのぞみちゃんは「いいんですか?」と言ってすこし考えたあとに、「じゃあお願いします」と答えてくれた。 二人で相合傘で歩いていると、時折、通行人がちらちらとこちらを見ていく。 のぞみちゃんもそれに気付いたらしく、「えへへ、ちょっと恥ずかしいですね」なんて言うもんだから、 なんだかこっちも妙に照れてしまう。 駅からぼくらの住んでいるマンションまでは普通に歩いても20分ほどかかる。 僕らはかなりゆっくり歩いたから結局30分ほどかかって帰った。その間にずっとおしゃべりしていて、 のぞみちゃんは色々なことを僕に教えてくれた。のぞみちゃんは15歳で隣町にある私立の女子校にかよう中学3年生、 お姉さんのはるかさんは25歳で、国立大学の法学部を卒業した後、法律事務所に勤めていて、 自らも司法試験合格をめざして勉強している事や、気の毒なことに、 二人の両親は昨年に交通事故で共に亡くなってしまった事、一年がたってようやく身の回りが落ち着いたので、 隣の県から二人の通勤や通学に便利なこの町に引っ越してきた事なんかを話してくれた。 僕の方も、去年浪人生活を送って、今年なんとか志望の大学に受かった事、 両親は父親の海外赴任に母親がついて行って、当分は日本に帰ってこないので一人暮らしな事や、 今、家庭教師のアルバイトを探している事なんかを話した。 僕が家庭教師のアルバイトを探している事を聞くとのぞみちゃんは、 「川村さん、家庭教師のバイト探してるんなら、私を教えてくれませんか?」と突然言い出したので驚いた。 「のぞみちゃんを?」「はい、私、今年高校受験だから塾に行くか家庭教師の人にきてもらうか、 どっちかにしようと思ってたんです。ちょうどいいから、川村さんがよければ、私を教えてもらえませんか?」 僕としても、生徒がお隣さんなら出かける手間もないし有難い。 それにどうせ教えるならやっぱりかわいい子の方がいいにきまってる。 「俺のほうはもちろんOKだよ!こっちの方からお願いするよ」そう返事すると、 「じゃあ私、今晩お姉ちゃんが帰ってきたら川村さんに家庭教師をお願いしてもいいか聞いておきます」 とはるかちゃんは答えて、ちょうどその時、部屋の前まできたので僕らはお互いにバイバイと手を振って別れた。 次の日の夜、はるかさんが僕の部屋を訪ねてきて、「妹から話は聞きました。こちらとしても、 川村さんが家庭教師をしてくださるなら、塾に通わせて夜遅くなるよりずっと安心だし、 ご迷惑でなければお願いします」 と言ってくれ、僕はのぞみちゃんの家庭教師になることが決定した。 家庭教師を引き受けてから、ぼくとのぞみちゃんは急速に仲良くなっていった。 のぞみちゃんはもともと成績が良く、のみこみが早いので、勉強を教えるのはらくちんで、 僕はこの子なら家庭教師なんか必要ないんじゃないかと思いながらも、彼女に会えるのが楽しくて お隣へ通って授業をした。 のぞみちゃんは昔からお兄さんが欲しかったらしくて、 お兄さんができたみたいでうれしいと僕によくなついてくれ、 一人っ子で育った僕も突然妹ができたみたいでうれしくて彼女をかわいがった。 授業の無い日にも、のぞみちゃんにせがまれて、一緒に海やプール、遊園地に映画館と色んな所に遊びに出かけて、 僕らは夏休みのほとんどを二人で過ごした。 そんな楽しい夏休みも終わりに近づいたある日の夜、のぞみちゃんが突然僕の部屋に訪ねてきた。 インターホンが鳴ったので、こんな時間に誰だろうと思いながら外を覗くと、のぞみちゃんが立っていたので、 ドアを開けて、「のぞみちゃん、こんな時間にどうしたの?」と聞くと、「あ、あの、私、先生に話したいことがあって・・」 そう言ってうつむく。「俺はかまわないけど、ちゃんとはるかさんに言ってきた?もうだいぶ遅いし、 黙って出てきたら心配するよ」「お姉ちゃん、仕事の関係で今晩は帰ってこないんです」 「そ、そうなの、まぁ上がってよ。今コーヒーでもいれるから」 僕はのぞみちゃんの様子を少し変だなと思いながらも彼女を僕の部屋に入れる。 「適当に座って待ってて」と言い、コーヒーを二つ作ってきて一つを彼女の前に置く。 「はい、どうぞ、インスタントだけど」「あ、ありがとう」のぞみちゃんはそう答えたけれどコーヒーには手をつけないまま、 じっと僕の顔を見つめている。「あ、あの、のぞみちゃん、話ってなにかな?」 僕がそう聞くとのぞみちゃんは目を伏せてしばらくうつむいていたけど、顔をあげると思いつめたような表情で 「先生、私の事、どう思ってる?」と聞いてきた。「ど、どうって、突然そんなこと聞かれても・・」 僕があわてると、のぞみちゃんは「私ね、先生が好き。一人の男性として愛してる」と声を振り絞るようにして話した。 「先生は私の事どう思ってる?」ふたたび彼女が尋ねる。 僕の心臓は破裂しそうな勢いで鼓動を繰り返している。僕が大きく深呼吸した後、 彼女の目を見つめると彼女も僕を見つめ返して僕の答えを待っている。 彼女の質問に対する僕の答えはもう、だいぶ前から決まっていた。 「ごめん、のぞみちゃん、本当は俺の方から告白しなくちゃいけなかったのに、勇気がなかったんだ。 二人で一緒にいる時に何度も俺はのぞみちゃんが好きだ。愛してる。そう言おうと思った。 だけど、のぞみちゃんにとって俺はたんなる、お隣に住んでる、家庭教師のいいお兄ちゃんにすぎなかった時、 今のこの楽しい関係も終わってしまう。そう思うと怖くて言い出せなかったんだ。のぞみちゃん、俺も君が好きだ。 一人の女性として愛してる」そういった瞬間、、のぞみちゃんが僕の胸に飛び込んできて抱きつく。 今まで抑えてきた彼女への思いがあふれてきて僕は彼女を強く抱きしめる。 「先生、私、嬉しくってもう他の事何も考えられない」そう言うのぞみちゃんの顔を見つめると、彼女がそっと目を閉じて、 ぼくらは始めてのキスをする。一度目は短く、二度目は長く。 頭が真っ白になった僕が彼女をベットにはこんで服を脱がせようとすると、「あ、ちょ、ちょっと待って先生」 と不安そうな声を出す。 その声で我に帰った僕が「ご、ごめん、本当にごめん!のぞみちゃんの気持ちも考えないでこんないきなり。 お、俺なにやってんだろう」そう言って必死に謝ると、のぞみちゃんは「ち、ちがうの、 あの、脱がされるのは恥ずかしいから、わ、私、自分で脱ぐから先生、私がいいって言うまで後ろ向いてて欲しいの」 そう言って真っ赤な顔になる。「わ、わかった」僕はそういうと素早く後ろを向いた。 ぼくの背中からのぞみちゃんが服を脱いでいるかすかな衣擦れの音が聞こえてきて、やがてそれがやむと、 「いいよ、先生、こっち向いて」のぞみちゃんの声が聞こえて、僕が振り向くと、そこには下着も全部脱いだ、 生まれたままの姿になったのぞみちゃんが僕の前に立っていた。のぞみちゃんは 「いいよ・・・先生。私を先生の好きにして、私、先生の物になりたい」僕を見つめながらそう言う。 かわいい胸、折れそうに細い腰つき、そのちいさな体が今、僕の前にすべてをさらけ出している。 「きれいだよ・・・のぞみちゃん」「ほんとに?」「あたりまえじゃないか。嘘なんかつかないよ」 「でも私、胸も小さいし、全然スタイルよくないよ・・」「そんなの関係ないよ、 俺にとって今の君は世界中のだれよりも魅力的だよ」「先生、ありがとう。 私、先生がそう言ってくれるのが一番うれしい・・」 のぞみちゃんはそう言うと僕にぎゅっと抱きつく。 そんな彼女にやさしくキスをしながらそっとベットに押し倒し、そっと両手で彼女の胸に触れると のぞみちゃんはびくっ、と体を震わせる。でも抵抗はしない。 引っ張り出すようにもんだり、こねたりしている内にのぞみちゃんは、はぁはぁと荒い呼吸をしだして、 だんだんと乳首が硬くなっていくのを手のひらで感じる。硬くなった乳首をきゅっと指先でつまむと 「んんっ!」とのぞみちゃんがひときわ大きな声をあげた。 僕は胸から手を離し、今度は顔を近づける。ピンク色をした乳首を口に含んで舌を這わせると、 のぞみちゃんは「やっ!はぁっ!だめぇ・・感じちゃうよう」そう言って両手で弱々しく僕の顔を押し返そうとする。 「のぞみちゃん、感じてくれてるんだね。うれしいよ。もっと気持ちよくしてあげるね」 僕はそう言うと、今度は彼女の股間に手を這わせる。すでにすこし湿り気を帯びたそこに僕の手が触れた瞬間、 のぞみちゃんは「あっ!」とさけんで体を跳ねさせる。「せ・せんせえ・・そこ、だめ・・恥ずかしいよ・・」 途切れ途切れの声であらがう彼女にかまわず僕はのぞみちゃんの股間を撫で回す。 完全にヌルヌルになった股間に顔を持っていき、閉じてるスジに沿って舐めあげるとそのたびにビクン!ビクン! と小さな体が震える。「ひっ・・あ、ああっ・・だめ・・はあっ!」のぞみちゃんは首を左右に振りながら 全身で荒い息をしている。「もっとしてあげるね」僕はさらに指で彼女の入り口を広げると中を念入りに舐める。 「んっ、や・・はぁ、く・・うん」ぎゅっと歯を食いしばって必死に声を押し殺そうとしているのぞみちゃんを 見ていると僕の方も、もう我慢できなくなっていた。 「のぞみちゃん、いくよ・・いい?」僕が聞くとのぞみちゃんは眼に涙をいっぱいためたまま、 「うん、いいよ・・大丈夫だから」とうなずく。彼女の涙を指でやさしくぬぐった後、そっと入り口に僕のモノをあてがうと、 彼女の細い腰を引き寄せてゆっくりと中に入っていく。 「ううんっ!」生まれて始めての異物が入ってくる感触にのぞみちゃんはその身を震わせる。 「いた・・う・・う・・んっ」のぞみちゃんは痛々しい声を出しながら口を固く結んで耐えている。 「大丈夫?我慢できないならやめるよ」僕が聞くと「いや・・やめないで・・私、大丈夫だから。このまま続けて」 震えながら答える彼女。ぼくは出来るだけ彼女の体に負担をかけないようにしながらゆっくりと、 すこしづつ腰を動かす。 やがて、僕のモノが奥にあたってのぞみちゃんの中を全部埋め尽くす。 「全部入ったよ」と言うと「うん・・わかるよ。私の中に先生がいっぱい入ってるの。 感じるよ」と笑顔を作ろうとする。 のぞみちゃんの中は狭くて、きつくて、彼女が息をするたびにぎゅっ、ぎゅっ、と締めつけてくる。 その刺激を受けて僕はだんだん限界に近づいてきた。 激しく動きたい衝動をこらえながらゆっくりと彼女の中を行き来する。痺れるような感覚に身を任せながら 腰を動かし続けると一気に絶頂間がこみあげてくる。「くっ!のぞみちゃん、俺、もういきそうだっ」 「ああっ、せんせえ!せんせえ!」「のぞみちゃん!のぞみちゃん!」お互いを呼び合いながら強く抱き合うと、 僕はそのまま彼女の中にたまった欲望をすべてはきだす。 「はあ・・あ・・」のぞみちゃんは肩を上下させて荒い息をはいている。彼女が落ち着くのを待ってから僕らは もう一度強く抱き合い長いキスをする。 「先生、私、今日が今までの人生で一番幸せな日だよ」そう言うのぞみちゃんに「僕もだよ」と答えた後、 僕らはお互いを抱きしめあったまま眠りについた。 |
あとがき |
かなり強引なストーリー展開のうえに、姉は全然出せませんでした。 エロ小説を書いたのは初めてですがかなり難しかったです。 次はもうちょっとましな物が書ける様がんばりたいと思います。 |