野外リポート
作・らぴ夫


「それでは、中継に出ているリポーターの南さんを呼んでみましょう。南さぁ〜ん」

「はぁ〜い こちらリポーターの南です。今日訪れているのは、市内から30分
 くらい西の方、立山町というところにありますつつじが崎公園です〜」

 ラジオの生放送で声しか届いていないのだが、リポーターの南さおりは精一杯の
 明るい笑顔を振りまきながら司会の声に応えた。

 台本どおり話は進む、

「コスモスが凄い咲いてるって聞いたことあるとこですねそこ〜」

南 「そうなんですよ〜今日は雲ひとっつもないお天気で、すごく気持ち
  良いんですが、この周りの景色がまた凄いんですよ〜。
  一面全てコスモス。秋って感じです〜。

「つつじが崎なのにコスモスなんですか(笑) いやいや〜。
 それじゃあ見に来てる方とか多いんじゃないですか〜??」

一瞬周りを眺めまわしたが、人影はまばら、それでも

「やはり秋を感じたいって方がたくさん訪れてるんですよ〜ちょっと恥ずかしいかな」

「そうですか〜それじゃあ今日も人気のコーナー行きますが南さん」

「はぁ〜い、それじゃあ今日も「南の全裸で天気予報」いきますね♪」

「今日は南ちゃんどこから脱ぎはじめるのかな〜マニアックにいきなりパンティから??」
「どこからですかね〜、それじゃまずは九州北部の今日のお天気」

 集音マイクの感度が高められ、現場の風や遠くから入ってくる人の声などに
 混じって、レポーター南さおりが服を1枚脱ぐ衣擦れの音と、
 「やぁっ…あの向こうの人こっち見てない…」という焦ったような声が入った。

「まずは普通に、上着から〜っていっても可愛くきめようと思ってワンピースで
 来てたので、脱いだら、急に風が冷たく感じちゃいます〜」


 できるだけ可愛らしさを意識して応える南。
 当然この企画、ラジオらしく声だけ…実際に脱ぐわけはない。

 台本では……

「南ちゃん、まだ育ち盛りでおっばい大きっくなってたでしょう〜この前
 スタジオで見たときは視聴者に変わって襲いかかりそうになったよ〜」

「もう、やですよぁ〜ブラと下着だけで靴はいてるとなんか変な気分〜」

「うはぁ〜そそる光景だろうな〜毎度ながら〜それじゃ〜天気続けて〜」

 それじゃ、また脱いだふりをしながら原稿読もうかな、っと思ったとき
 南は背後からいきなり誰かに羽交い締めにさせた。

 「いゃっ、やめてぇ」

 マイクに抵抗する声が入る。

 「南ちゃん、またまた新境地ですか〜、凌辱天気予報なの〜それ」

 能天気に応えるラジオの司会者。

 さおりは、男たち(同伴していたクルーの男達)によって、本当に服を剥ぎ取られ
 全裸をコスモスの丘の上にさらけ出していた。

 秋とはいえ、もう裸では少し肌寒いのだろう。乳首が勃起し、男を狂わせる
 ように充血した朱色に染まっている。

 集音マイクからは、複数の人間が蠢く雰囲気と、凌辱されているらしい
 さおりの体の穴という穴を貫く音をひろっていた。

 ぬぷ。くちゅ。ずりゅ。可愛らしい口が、清楚な膣孔が、ちっちゃな肛門が、
 それそれぞれに淫靡な音を響かせ、聞くもののを惹きつける。

 聞き呆けて語るのさえ忘れていた司会がハッと気を取り戻しコメントを入れる。

 「いやっこりゃ凄い音だしてるよ、南ちゃん、また凄い企画だね〜」

 コメントを始めたちょうど同じタイミングで集音マイクが少し遠くなり、
 音が聞こえなくなった。

 司会は、生放送のハプニングには慣れたもの。CMとコメントで巧くつなぎ
 再び天気予報が始まるのを祈る。

 すると、

 「ごめんなさい、天気…予報続けますね」

 南の声が戻り、なんとか番組はうまく繋がった。
 しかし少し様子がおかしい。

 「なっ…南部の……ぁぁぁ…んんんっ。天気は…晴れで…す」

 さおりは引き続き全裸であった。男達に囲まれ逃げることもできない。

 「ほらほら、さおりちゃんプロだろ〜アナウンスの。だったら続けなきゃ」

 自分を犯し尽くした男達のにやけた顔から、番組続行の言葉がでる。
 (そうだっ、し…仕事……)

 腰をがっしりと掴まれバックからずしんずしんと奥処を突かれながらも
 仕事の事を思い出す。

 (憧れの職業だったテレビ局の仕事。オーディションを沢山受けて、やっと
 リポーターにはなれた。たとえ色物系の馬鹿な天気予報と思われていてもいい。
 ……失いたくない)

 メスの本能で真っ白になりそうなくらいの興奮と官能を覚える体を抑え、
 マイクに向かうさおり。
 一人の男が精液を放出したらしい、膣内にぴぴゅっと何か放たれたような
 感覚を覚え、本能からその肉棒を歓迎するかのように収縮し、
 思わず喘ぎそうになるが堪える。

 「最後に…一週間の福岡の天気状況です」

  犯そうとする男が入れ替わるタイミングを計って普通に原稿を読めた。

  (あと少し…あと少しで終わり)

  どんなに揉みしだかれ、クリトリスを弄くられ、膣をほじくり返されようとも
  耐えて見せる。さおりの決意はプロ根性の顕われでもあった。

  しかし、次の瞬間さおりは、つい

 「あぁぁっ、やめて、それだけはっっ…あんっ」
  と声を漏らしてしまう。

 男がいきなり全裸の沙織を股を開かせた…いわゆる「おっぴろげ」
 とも言える体位で体ごと持ち上げ、コスモスの丘の上から、周りの
 人全てに沙織の痴態が見れるように目立つところで立ったまま
 犯し始めたからだった。

 「んん?なんだあれ?」

 コスモス見物にきた観光客から声があがる。
 
 (見られてる…見られてるよぉ…)
さおりの目にもギョッとした顔をする男の顔が見えた。

 近くからなら、薄い陰部の毛に白濁の液がべっとりとこびりつき。
 広げられた股の中央に位置するおま○こが医学の解説書並に
 しっかりと見えただろう。しかしその性器には、異性の性器も
 出入りを繰り返している。

 「………」

 ぐったりと声も出ないさおり。

 「南ちゃん、みぃなぁみちゃん、放送事故になっちゃうよ〜」

 たまらず沈黙を救うべく司会者がツッコミをいれた。

 すると集音マイクが声ではなく、音をひろった。

 「じょぼじょぼ… 」

 絶望のあまり体全てが弛緩してしまい放尿したさおりの精液と愛液まじりの
 黄金水は、コスモスの丘に綺麗な虹を描いて地面へと吸い込まれていった。







あとがき
ごめん。なんも考えなくて適当に書いた…チャットに追われ更新に追われ。
計画性をもって書こう…さすがに思いました。(子供ん時から直ってないな〜時間にルーズなの)