救えっ
作・らぴ夫


私は戦っている。
 理由は些細な事かもしれない。

 でも私にとっては命の次に大切なものを守るための戦いだ。

 仲間もいる。

 太ってるのやらアル中の親父やら引きこもり気味の青年やら虚弱体質のサラリーマンやら
 困った人達だ。
 まあ戦隊を組むにはこのくらい必要なのでヨシと思っている。

 ただ…久しぶり5人揃ったとき、「そろそろ太ももの露出は厳しいんじゃないの?」
 と真顔で言われたのは、ムカっときた。
 (腹が露出してるてめ〜に言われるこのデブ)

 家には、(強制的に拉致ってきた)部下もいる。
 正義の味方が拉致っちゃだめだろ…と突っ込まれそうであるが、
 「正義」とは私がやること全て。
 なにより、若い少年とのエッチはそれだけで何歳も若返った気がする。
 女性誌の特集で、「エッチでお肌もすべすべに」ってな
 特集を信じて良かった。

 仕事はいわゆるOL。
 電車で通っているが、最近は特に敵が増えた。

 まず仕事による「ストレス」
 コピーをとる私の背後には必ずハゲ部長のエロい視線が突き刺さる。
 ついでに告って断られた男が同じ職場に3人もいるのも堪らない。

 更に帰宅する途中の「紫外線」これ以上の敵はなかなかいない。
 日がチリチリと肌を傷めているのが感じられ、必死に
 変身してまで戦うのだが、それでも五分五分の戦いだ。

 帰ってからも戦いは続く。
 私は「深夜番組」が好きなのだ。
 音楽番組やマイナーなお笑い番組は夜に組まれることが多い。
 お肌のためにいち早く化粧を落としてパックをし、新陳代謝を
 促す、ビタミンCやらB1、B6、B12、良質のたんぱく質…etc

 そんな努力の末、つい夜更かしして「睡眠不足」なだけで
 肌は壊滅的なダメージを受ける。
 カサカサ。カサカサカサ…ツムラのCMのまりえちゃんに嫌がらせ
 を受けそうなお肌。

 挫けそうになりながら、それでも立ちあがる。
 「私は…戦うっ。アミノサ○リを飲んで」

 自分を救え!!アミノンジャー


 協力…このページ



あとがき
・暑いです福岡。
 ただ今31度。もろ西日の部屋なので38度はありそうな中で意識が朦朧とする中
 45分で書き上げました。…やる気ね〜なしかし(苦笑)
 まあ体力がさっぱりなので激短編なのは許してください。
 この分量で1位とったらぶっ殺されそうですが、短いので票は入りそうだったり(笑)