痴漢電車
作・漏電


止まっている電車に気がつき、夏美は慌てて車内に滑り込んだ。
それと同時に、電車のドアが閉まった。
(ふぅぅ、助かった・・・・ギリギリセーフ!)
夏美は後ろで閉まるドアの音を聞きながら、安殿のため息をもらした。
走ったためによれた制服を直しながら、夏美は自分の脚力と運の強さに喜んだ。
本来ならもっと早く家を出ているのだが、今日は目覚ましの故障と起こす役である母が
夫婦喧嘩の舞台に立った事から、夏美は起きるきっかけを見失ってしまった。
(それにしても・・・・凄い人ね)
手で制服を直す度、スーツにトンと当たってしまう。
夏美の乗っている電車は、丁度サラリーマンの通勤時間と被ったために満員電車だった。
夏美は普段、もっと早い電車に乗っているのでサラリーマンが溢れかえる満員電車というのは物珍しかった。
それはサラリーマンにとっても同様で、先ほどから夏美の周りの男達は無防備に制服を直す夏美の姿を
脂ぎった目で見ていたが、それを夏美が気付くはずもなかった。

(走って疲れたけど、あと20分で着くし・・・それまでの我慢よね)
夏美は空いているつり革につかまった。
しばらく景色を楽しんでいると、夏美は異変に気がついた。自分のお尻を誰かが撫でてくるのだ。
チラッろ後ろを向いて、それが太ったスーツ姿のサラリーマンだと分かった。分かったものの、
痴漢にあったこともなく、消極的な夏美は男の腕を掴んで、「痴漢です!」と叫ぶ事は不可能だった。
男の撫でる感触に、夏美は小声で「やめてください」と言い、手を払うのが精一杯だった。
しかし痴漢がそれでおさまるはずもない。払われた手は再び夏見の小さな尻を撫で回した。
その度に夏美は小さな抵抗をするものの、痴漢はなおも夏美の尻を楽しんだ。
調子に乗った痴漢はスカートをまくり上げ、太股と下着の下から直接尻の感触を味わった。
「や、やめて・・・」
泣きそうな顔と後ろのモゾモゾとした様子で、痴漢に気付いた夏美の前に立った男性も痴漢に変貌してしまった。
前の男は夏美の胸を制服ごしに触り始めた。
「ああ、いや・・・」
つり革につかまっているため、手が自由にならない。
しかしつり革から手を離して痴漢に真っ向から抵抗するのも、
夏美にはできなかった。
歯をくいしばり、じっと夏美は耐えた。
痴漢達は夏美が抵抗しないと見るや、さらに行為をエスカレートさせた。
後の男は下着を太股付近まで脱がし、前の男は制服の下から手を滑らせ、
ブラジャーごしに柔らかい胸を揉み出した。
ずり落ちる下着の感触に、驚き後を見る夏美。
太った男は笑いながら顔を向けた夏美の口に自身の分厚い唇を押し付けた。
「んんんん!・・・っぷはぁ!」
2、3秒であったが、その接吻がさらに夏美を驚かせ、恐怖に落としいれた。

痴漢は夏美の露わになった花弁と尻をいじった。
プニプニとした感触とスベスベした尻と少々の粘膜がある尻の穴を欲望のままに弄った。
前の痴漢は後ろのヤツに負けじと、胸を揉む速度を速めた。小さいながらも柔らかい胸の感触、
指を入れる度しめつける尻の穴、そして徐々に粘着と臭気を帯びる花弁は日ごろの
欲求不満を解消するのに充分だった。
そして夏美が深く心に傷を負わせるのにもまた、充分だった。


あとがき
漏電です。痴漢電車です。まだ本来の文章の余裕はありませんが、徐々に頑張って行こうと思います。
お騒がせして申し訳ありませんでした。