姫とボク
作・絵 ゆーすけ


ボクのお姫様はとってもおてんばだ。
いや、むしろ「あばれんぼう」と言ってもいいかな?
クラスメイトはもちろん、上級生の男子にだって逆らうヤツなんか居ない。
ケンカが強くて頭も良い。その上、「びしょーじょ」で、家はお金持ち・・・とくれば、もうムテキだよね?
でも、性格にちょっぴり問題がある。
とにかく気が強くて、乱暴で、自分勝手で、我侭で、意地が悪くて
・・・要するに、外見以外は問題だらけということ。

名前は「草薙千鶴花(くさなぎ ちづか)」。
でもボクは「姫」って呼んでいる。・・・というか、呼ばされている。
さっきも言ったように、姫は容姿(だけ)はバツグン。
くりっとした大きな瞳に、長い睫。
小さくて可愛らしい鼻と口。
ちょっと濃い眉毛と、大雑把に束ねたポニーテールは、彼女のトレードマークだ。
小柄な割にスラっと伸びた手足は、外人さんみたいでとてもカッコ良い。
そんな感じだから、彼女なんかは居るだけで目立ってしまう。
きっと将来は「げーのーかい」とかに入るんじゃないかと思う。(良く分かんないけど)

ボクと姫の付き合いは幼稚園の頃からだ。
そのころはまだ姫のことは「ちーちゃん」って呼んでいた。
どちらかと言うと大人しくて引っ込み思案だったボクは、なかなか友達に馴染めずにいた。
それを見て「一緒に遊ぼう?」と声を掛けてくれたのが姫だった。
姫はその頃から明るくて活発な女の子だったけど、あまりに乱暴で横柄な態度が友達を遠ざけていたみたいだ。
結局、ボク等は2人だけで遊ぶことが多くなった。

自分で言うのもなんだけど、ボクって結構なムッツリスケベだ。
一見大人しそうに見えて、実は頭の中は女の子に対する興味でいっぱい・・・。
それが(中身はどうあれ)とびきり可愛い女の子と、1日の大半を一緒に遊んで過ごすのだから、変な期待もしてしまう。
一方、姫はと言えば、ボクのことを「いいおもちゃ」位にしか思ってないらしく、子分の様にあれこれ命令したり、
髪の毛を引っ張って泣かせたり、冗談を言ってからかったりと、やりたい放題である。
そんな風にされながらも、姫の魅力に知らず知らずの内に惹かれつつあったボクは、
なんだかんだと文句を言いながらも、結局は姫の後を付いて歩いていた。

確かに、傍から見ても妙な取り合わせの2人だった。
でもまさか、ボク等が今みたいな関係になるなんて、誰も予想しなかっただろう。
そもそもの原因はあの「ミミズ事件」だった。




「ねえ、アンタ、ミミズにおしっこ掛けたらアソコが腫れちゃうって話、聞いたことある?」

机を向かい合わせてお弁当をつつきながら、姫はへーきな顔でそんな話題を振ってきた。

「え!?・・・・・う、うん・・・まぁ。」

鳥の唐揚げを危うく喉に詰まらせそうになりながら、それでも何とか相槌を打つ。

「お弁当食べたらさぁ・・・むぐむぐ・・・実験してみない?・・・んぐ・・・。」

行儀悪く、口にものを一杯入れて喋る姫。
あれだけ頬張ってよく喋れるもんだと、ちょっと感心してみたりして・・・

「裏庭にさぁ、ミミズがいっぱい居るのよ・・・・はぐっ。」

喋りながらも、次のものを更に口に放り込む。

しかし嫌な予感がしていたボクは、もうお弁当どころではなかった。
プラスチック製の箸をグーの手で握り締め、恐る恐る聞いてみる。

「ミミズって・・・・一体どうするのさ?」

それに対して姫は、事も無げに一言。

「おしっこ掛けるのよ。アンタが。」

からーん

床に落ちた箸がやかましい音を立てた。





お昼休み。僕と姫は園舎の裏で土を掘り返していた。
そこは園舎と塀に挟まれている為、ほぼ1日中日陰になっている。
大量の落ち葉が、黒い腐葉土と化して幾重にも積み重なった地面。歩くと靴がズブズブと沈み込む程だ。
砂遊びをするなら砂場があるし、日当たりの良い花壇だってちゃんとある。
好き好んで裏庭で遊ぶ子なんて居ない。
ましてや、おしっこを掛ける為にミミズを探すなんてバカなことをやってる人間は、僕ら以外に居やしないだろう。

「・・・・あっミミズ!」

「え?・・・どこ?」

あまり乗り気でなかったボクは右手にシャベルを持ったまま、ボーとしていた。

「ほら、そこ・・・そっち行った!」

ザクッザクッ・・・

姫が僕の足元の土をシャベルで勢い良く掘り返す。
掘った土が僕の顔に飛んで来て、口や目に入った。

「うわっ、ぺっぺっ・・ちーちゃん、土飛ばさないでよ。」

ボクは慌てて口の中に入った土を吐き出した。

「ほら、コースケ、捕まえたわよ。・・・なに泣いてんの?」

姫は半べそをかいているボクに、シャベルの上でうねうねと身体をくねらせている巨大なミミズを見せる。
首(?)に大きなバンソウコウを巻いた、りっぱなミミズだ。

「さあ、それじゃ早速はじめるわよ。コースケ、ズボン降ろして。」

「うっ・・・やっぱりやるの?」

「あたりまえでしょ?その為に捕まえたんだから。」

そう言いながら、姫の手は早くも僕のズボンに掛ろうとしていた。

「ちょっ、ちょっと・・・自分で脱ぐから!」

姫に脱がされるのが恥ずかしくって、つい口を滑らせてしまった。
結局いつものように姫の押しに負けて、言い成りになってしまうボクなのだった。





・・・・・ちょろ・・ちょろちょろちょろ・・・

「わわっ、出た出た!!」

黄色い液体を勢い良く放出するボクのおちんちんを、姫は食い入る様に見詰めながら、
何故だかすごく嬉しそうな声を上げる。

「うう・・・そんなに見ないでよ。恥ずかしいから・・・」

ボクは耐えられなくなって目線を逸らしてしまう。

「あ、ちょっと・・よそ見しちゃだめでしょ?ちゃんとミミズを狙ってよ。」

そうだった。
これは姫にボクの恥ずかしい姿を見せるのが目的じゃないんだ。
あくまでも「ミミズにおしっこ掛けたらおちんちんが腫れるか」の実験だった。
・・・・・・・。
もし成功だったら、ボクのおちんちんは大変なことになるのだけど・・・

「アハハ、ミミズのやつビックリして暴れてるわよ。」

ボクのおしっこを浴びてのた打ち回るミミズ。
それを見て大喜びする姫。
今更にして思うけど、やっぱり変な女の子だよね・・・姫って。

ちろちろ・・・ちろ・・・

「ああ・・・・・もう終わり?」

次第に勢いをなくすボクのおしっこ。
残念そうな姫。
ほっと一息つくミミズ。(?)

ボクは姫に背中を向けて、こっそりおちんちんを振った。
残ったおしっこが、ぴっぴっと散る。

「あははは・・・ホレホレー、くさいぞー☆」

姫は、おしっこの水溜りでもがくミミズを、棒切れで突付き回して遊んでいる。

ぽりぽり・・・

「あ、そうだ。コースケ、ちんちんどんな風になった?」

「え?・・・・べ、別になんとも・・・。」

ぽりぽりぽり・・・

「・・・あんた何やってんの?」

さっきから前の方をもぞもぞとやっていたボクを不審に思ったのだろう。
ミミズを放っぽりだしてボクの方に近づいてくる。

「なんでもないよ・・・あっち行ってってば!」

ボクは見られてはいけないと思って、おちんちんを握ったまま逃げ出そうとした。

「待ちなさいってば!」

ぎゅっ

ずでんっ

「うぶっっ・・・」

運動神経の良い姫から逃げられる筈もなく、ボクは襟首を掴まれて仰け反った。

「隠さないで見せなさいよ。」

ボクの手を無理矢理に引き剥がそうとする姫。

「うわーん、やだやだ・・・・」

泣き喚くボク。
しかし姫の馬鹿力の前に、ボクは成す術なく股間を晒してしまうことになった。

「きゃっ!」

ボクのおちんちんを見たとたん、姫は悲鳴を上げた。

「な・・なによコレ?!」

ボクも驚いた。なにしろそれは、さっきの3倍程にも腫れあがっていたのだから。

「なんか急に痒くなって・・・掻いてたら、だんだん大きくなってきちゃったんだ。」

消えそうなくらい弱々しい声でボクは言った。
それを聞きながら、姫はいつに無く真面目な顔でボクのソレに手を伸ばす。

「い・・痛くないの?」

姫の指先がボクのおちんちんの先にちょんと触れた。

「あっ・・・!」

びくんっ

そのとたん、おちんちんが大きく跳ね上がった。

「きゃあっ!!」

ぺたん

姫はびっくりして地面に尻餅をついてしまった。
そして目をいっぱいに広げて、声を上げる。

「コ、コースケ・・・コレ、今動いたよ、びくんって!!」

ボクはもうどうしたら良いのか分からなくなって、ただおろおろするばかりだった。
腫れは引くどころか、益々大きくなっていく。
そしてまるでミミズの霊でも乗り移ったかの様に、時折びくんびくんと跳ねるのだ。

「どうしよう、どうしよう?!ミミズの呪いだよぉ、ちーちゃん助けてよ!」

「せ・・・先生呼んでこようか?」

さすがに悪い気がしたのか、姫も真っ青になって震えている。
でも先生を呼ばれるのも、ちょっと・・・

「お・・お医者さん行かなきゃダメかな?」

お医者さんは苦手だ。
昔、お尻にでっかい注射を打たれて泣いたことがある。
もしあんなのをおちんちんに刺されたら、痛くて死んでしまうかもしれない。

「ねえ、ちーちゃん、なんとかしてよ。元はと言えばちーちゃんの所為なんだから・・・」

情けないことだが、もうボクには頼れるのは姫しかいなかった。

「そ・・そんなこと言われても、わたしだって・・・」

それからしばらく、うーん、うーんと唸っていた姫だったが、ふと何か思いついた様に立ち上がった。

「もしかしたら、ミミズの毒が入ったんじゃないかな?」

「え?・・毒?」

ミミズに毒があるなんて聞いた事が無い。
それでも姫は自分の考えにそれなりに確信を持ったみたいで、うんうんと頷きながら再びボクのおちんちんに手を伸ばす。
ボクのおちんちんは、触られるとやっぱりびくんっと跳ねた。
だけど今度は、姫はその手を離さなかった。

「きっとここから入ったんだよ。・・・・今、吸い出してあげるね。」



そう言うと姫は、瞼を閉じて、ボクのおちんちんの先っぽに静かに口をつけた。

「わっ!・・・何するんだよっっ!」

ボクは慌てて腰を引いた。
一瞬、食べられちゃうのかと本気で思ったのだ。

「逃げちゃだめよ!早く毒を吸い出さないと全身にまわって死んじゃうんだから!!」

がーーん

死んじゃう??
その言葉に、ボクは目の前が真っ暗になった。
心臓が破裂しそうな勢いでばくばくと鳴っている。
そしてボクはふらふらと膝から崩れ落ちた。

2人共、当時の知識では、突然大きくなったおちんちんの理由なんて知る筈もなかった。
だからミミズにおしっこを掛けた所為だって信じて疑わなかったんだ。

「前にテレビでやってた。蛇の毒を傷口から吸い出すっていうの。」

姫は大真面目でそんなことをボクに言って聞かせた。
それはボクも聞いたことがあった。

「それってたしか、根元を紐で縛ったりするんじゃなかった?」

そこで何故か余計なことを言ってしまうボク。
きっとボクなりに、助かりたくて必死だったのだと思う。

「あっ、そうか。ちょっとまってて・・・」

そう言って姫は、ポニーテールを束ねているゴム紐を外した。
姫のちょっと茶色掛った綺麗な髪が、はらりと肩に掛る。
そしてそのゴム紐を手際よくクルクルと捻ってから、ボクのおちんちんに巻きつけた。

「あんまりきつくしないでよ・・・」

何となく不安になって口を挟むボク。
でも姫はそんなことお構いなく、しっかりと縛ってしまった。

「・・・・・・・。なんかさっきよりも大きくなってきたような・・・」

「気のせいよ、気のせい。」

姫はそんなことを言うが、ボクのおちんちんは見るからにその大きさを増していた。
静脈が圧迫されて鬱血しているのだから、おちんちんが大きくなるのは当然だ。
そして徐々に硬くなっていくのも分かった。

「この皮は剥いた方が良いのかな?」

姫はボクのおちんちんの皮を摘んで、ぴろぴろ引っ張りながらそう言った。

「え?!何するって?!」

ボクは耳を疑った。
おちんちんの皮を剥くなんて、そんなこと自分でもしたことなかった。
でも姫は、ボクの返事を聞く前にさっさとそれを剥いてしまった。

つるんっ

「わぁ・・すごーい。」

姫はボクの真っ赤な亀頭を見て感嘆の声を上げた。
飴玉か何かを連想したのだろうか、姫は躊躇無く亀頭をぺろりと舐め上げた。

「ひっ・・!」

そのときボクの背中に電流が走った。
ボクは思わず腰を引こうとしたのだけれど、姫はそれより速く、ボクのおちんちんを咥えてしまった。
姫の小さな口に、ボクのものは根元まですっぽりと収まってしまった。
姫は時折口の端からちゅーちゅーと音を漏らしながら、顔を縦にしたり横にしたりしながら、熱心に吸いたてた。
良く見ると姫はほっぺたや耳が真っ赤になっていた。
そしてだんだんリズムをつけながら、ゆっくりとおちんちんを根元の方から搾るように、出し入れし始めた。

「うっ・・・あ・・はぁ・・・」

ボクは堪らず呻き声をあげた。

苦しいの?と心配そうに目でボクの顔を伺う姫。
その目は心なしか潤んでいたような気がした。

「ああっ・・・だめっ、きもち・・いい!」

びくん、びくん

そのときボクのおちんちんが姫の口の中で一際大きく跳ね上がった。
それと同時にボクの全身に得も言われぬ強烈な快感が駆け巡った。

「・・・っぷはぁ。大丈夫?コースケ。」

姫はボクのおちんちんから口を離すと、口の周りを涎でベトベトにしたまま、心配そうにボクに声を掛けてくれた。

「はぁはぁ・・・・だ、大丈夫・・・だと思う。」

ボクは激しく息をつきながら、なんとかそれだけ言った。
何だか全身の力が一気に抜けてしまったように気だるくなって、それだけ言うのが精一杯だったのだ。

「・・・あっ、コースケ!おちんちん縮んでいくよ?!」

放心するボクの股間を指差して、姫が叫んだ。

「あ・・・本当だ。」

姫が指摘した通り、ボクのおちんちんは見る間にしょぼしょぼと縮んでいった。
そして、今しがた姫に剥かれた皮も、勝手にぷるんっと元に戻った。

「もうコレ取ってもいいよね?」

ボクはおちんちんの根元を縛っていたゴム紐を解いた。
おちんちんの腫れが引いていたので、ゴムは簡単に取れた。

「・・・ふぅ。感謝しなさいよね。アタシのお陰でびょーいん行かなくて済んだんだからさ。」

「う・・うん。」

無理矢理やらせといて、いつの間にか恩人気取りになっている姫。
しかし、ボクの方はおちんちんが無事だったことに心底ほっとしていたので、
そんなことは気にせずに素直に頷いていた。

「で・・でも何だか気持ちよかったな・・・」

ほっとして気が緩んだのか、ボクはポロリとそんなことを口走ってしまった。

「え!?・・どういうこと?」

それを聞いてとたんに色めき立つ姫。

「あ、ううん・・なんでもないよ!」

「うそ、今気持ちよかったって言ったでしょ?」

尚も凄い勢いで問い詰める姫に、気の弱いボクはあっけなく口を割った。

「そ・・・その・・ちょっとだけ・・・」

うそである。ほんとは気を失いそうなくらい気持ちよかった。
ただ、それでも姫の興味を引くには充分だったようだ。

「やっぱりあんたびょーきよ。そんなところ舐められて気持ち良いなんて・・・」

そう言いながら姫は再びボクのおちんちんを摘み上げた。

「わっ、ちょっと・・もう治ったからいいよ・・・」

ボクは慌てて姫を制止しようとしたが、既におちんちんは姫の手の中。
ボクはもうどうすることも出来ず、姫に身を任せる他なかった。

「ねえ、こう?・・・こうすると気持ちいいの?」

姫はボクにそう尋ねながら、おちんちんを手の中で柔々と揉みはじめた。
ボクはそのとき、本当に病気なのかな?と少し不安だったので「気持ち良くなっちゃいけない」って必死に我慢していた。
でも、姫の手はとても柔らかくて、すべすべしていて、ボクのおちんちんは嫌が応にも反応してしまうのだった。

「やだっ、コースケのちんちん、また大きくなってきたよ!」

「うそ?!」

見るとボクのおちんちんは再びさっきと同じ位に腫れ上がっていた。

「は、早く吸って!きっとまだ毒が残ってたんだ!」

ボクは堪らなくなって叫んだ。

「え・・でも・・・」

「いいから早く!」

ボクは無我夢中で姫の口におちんちんを押し付けた。
勿論半分はミミズの毒のことを信じていた。
でも、もう半分はあの気持ち良いのをして貰いたくて気が早っていた所為だ。

「わっ、分かったわよ。今やってあげるから、そんなに焦らないでよ・・・」

そう言うと姫は再びボクのおちんちんを口に頬張った。

んぶっ・・・・・・んっんっ・・ん・・・んんっ・・・ん

姫は先ほどと同じように一心不乱にボクのおちんちんに舌を這わす。

「イタッ!」

激しく顔を前後させていた姫の前歯が一瞬ボクのおちんちんに当たった。

「・・・ご、ごめん。痛かった?」

慌てておちんちんから口を離して謝る姫。

「うん・・・・もうちょっとゆっくりでいいよ。」

ボクは目の端に涙を浮かべながらそう言った。

「分かった。今度は気をつけるから・・・」

そうして姫はまたすぐにおちんちんを咥えなおした。

それからしばらくして、ボクのおちんちんは再び姫の口の中でびくびくと痙攣して、そして元の大きさに戻った。

今ならきっと射精して姫の口の中に精液をたっぷり放出してしまうだろうけど、
さすがに当時はびくびくってなるだけで何も出ない。
それでも一応は気持ち良くなるもんなんだ。
ボクはこの歳にして早くもふぇらちおの虜になってしまった。

「んん・・・・・・・はぁ」

さっきまでボクのおちんちんをしゃぶっていた姫の様子が何だかおかしいことに気付いた。
頬を紅く染め、足をもじもじと擦り合わせている。

「どうしたの、ちーちゃん?」

ボクは心配になって聞いてみた。

「ん・・・ん、なんか・・ココが痒いの・・・」

姫は自分の手をそっと股の間に差し入れた。

「ふぁっ!」

そのとたん姫は高い声を上げて身を捩った。

「たっ、大変だ!ちーちゃん、きっとボクの毒がうつったんだよ!」

きっと吸い出した毒を姫が飲んじゃったから、おちんちんの痒いのがうつったんだと思った。

「や・・ヤダっ!・・・そんな恥ずかしいびょーき。」

姫は顔を真っ赤にさせたまま、今にも泣きそうな目でボクを見た。
どうやら姫はミミズの毒ではなく、ボク自身の変な病気がうつったんだと勘違いしていたようだ。
・・・ちょっぴり哀しかった。

「ね・・ねえ、コースケ、吸い出して・・わたしのココから毒を吸い出してよ。」

さすがの姫も、このときの自分の身体の異変には戸惑っていたようだ。
先生や姫の両親が聞いたら、きっと卒倒してしまうだろう恥ずかしいセリフを臆面も無く口にする。

ボクは邪な期待に再びアレが硬くなりはじめていることにも気付かず、震える手でゆっくりと姫のスカートを降ろした。
ボクは女の子のアソコが見れることに興奮しながら、力任せに姫のショーツを剥ぎ取った。
でも、それを見たとたんボクは驚愕のあまり手を止めてしまった。
姫のソコは真っ白な土手に一筋の割れ目が入っただけのものだった。

「え・・えーと・・・・・・」

ボクはそれを見て一瞬途方に暮れた。
あまりにも自分のものとは異なる造り。
一体何処をどうやって吸い出せばいいのだろう・・・

「は、早く吸って・・・痒いのっっ!」

姫は髪を振り乱してボクに哀願する。
ボクは仕方なく大きく口を開けて、その割れ目をすっぼり塞ぐように口をつけた。
そしてその割れ目に思いっきり吸い付いてみた。

ぶぼっ、ぶぶぶぴーー

口の端から空気が入って、掃除機を当てたみたいな変な効果音が響いた。

「はうっ、はっあっ・・・!」

口の中に入り込む空気が姫の股間の肉をぶるぶると振るわせた。

「やっ・・ダメっ・・ちょっ・・・ああーー!」

一際大きな声を上げる姫。
そのとき姫の中からちょろちょろと水のようなものが出てきた。
そして、それはすぐに勢いを増し、ボクの顔に浴びせられた。

「わっ・・ぷ。」

ボクの口に姫のおしっこが流れ込んでくる。
慌てて逃げようとしたけど、姫が足をきゅっと締めた為に、ボクは逃げることも出来ずに姫のおしっこを浴び続けるしかなかった。

「は・・・あああ・・・・ああ・・」

しばらくしておしっこが止まり、姫の身体がぶるぶるっと震えた。
それからようやく足の力が抜けてボクは自由になった。

「けほけほっ・・・うう、いっぱい飲んじゃったよぉ・・・」

ボクはかなり大量に姫のおしっこを飲んでしまった。
胃の中になんだか熱い塊が収まってる感じがする。
そして口の中のぴりぴりするような苦い味を早くなくそうと、唾で口の中の尿を洗い流して、ぺっぺっと吐き出した。

「コースケ、このことは2人だけの秘密だからね。」

「う・・うん。分かったよ。誰にも言わない。」

「言ったらアンタの恥ずかしいビョーキのこともばらすからね?」

どっちも恥ずかしいのは一緒なのに、姫の方が優位に立ってる気がするのは何故だろう?

「その代わり、またおちんちんが痒くなったらいつでも舐めてあげるからさ・・・」

その一言に、ボクのつまらない疑問はあっさりと吹き飛ばされてしまった。





今ボク等は小学5年生だ。
クラスは違うけど同じ学校に通っている。
それぞれ同性の友達はいるけど、相変わらず姫とボクの奇妙な関係は続いている。
体育倉庫やトイレ、それから体育の授業で誰も居ない教室とか、
隙を見てはこっそり忍び込んでエッチな遊びに耽っている。

最近の話をすると、ボクはちょっと前に精通があった。
はじめて射精したときも、ボクは姫にふぇらちおをしてもらっていた。
2人とも知識はあったので別段驚きはしなかったけど、ボクはさんざんからかわれたものだ。
射精はとっても気持ちが良かった。だからボクは益々エッチな遊びが止められなくなっていった。
ただ、問題は射精するようになってから、後始末がちょっと大変になったことだ。

そうそう・・そう言えば昨日、姫も初潮を迎えたって言ってたっけ。
体育の授業で習ったことが本当なら、きっと今まで通りにしていたら赤ちゃんが出来てしまう。
膣の中で射精するのは気持ちが良いし、姫も膣内で射精されるのは気持ち良いって言ってた。
それがもう出来ないと思うととっても悔しかった。
ボクは姫の初潮がもっと遅かったら良かったのにと心の中で愚痴った。

これからはどうやって遊ぼうかな?
・・・どうにかしてコンドームってのを手に入れようか?
・・・それともお尻の穴を試してみようか?
ボクは今、2人のこれからについて真剣に悩んでいる。




END



あとがき
気付いたら殆どギャグが無かった。
かと言ってシリアスとも言えないところがなんとも。(苦笑)

今回の設定は自分なりに結構気に入っているので、正直まだまだ書き足りないです。
できればいつか連載の方で書いてみたいですね。(全く要望が無ければやめときますが・・・)