秋桜よ宇宙(そら)へ
作・ゆーすけ


フィーン、フィーン・・・

靖臣(以下オ)「なんだこの間抜けなサイレン音は?(・・・・って、どっかで聞いたような・・・)」

ぱたぱたぱた・・・

がちゃっ

鞠音(以下ま)「オミ先輩!大変です、起きてください!!」

オ「起きてるよ。・・・・つーか、ノックぐらいしろ。」

ま「うわっ・・びっくり!・・・・すず先輩が「絶対寝てるから、どんなことしてでも起こしてきてねっっっっ」って言ってたのに・・・」

オ「失礼な・・・・てか、そのすず先輩はどうしたんだ?」

ま「すず先輩ならもうブリッジへ向かってますよっ、オミ先輩も急いでください!」

オ「・・・・・・・・・はぁっ??」

ま「既に交戦状態に入ってるんです!・・・敵は無才一隻と座苦、リックゴム、その他モビルアーマー数機です。」

オ「・・・・・・・・・・ガソダム?・・・・もしかして『夢オチ』ですか?」

ま「ああっっ、もう・・・何寝ぼけたこと言ってるんですか??早くしないとやられちゃいますよ?!」

オ「そうか・・・そういうことか。・・・・みなさん、今回はガソダムねたの『夢オチ』です。
(最初に言っておけば後でクレームも無かろう・・・フフフ)」

ま「誰と会話してるんですか?!オミ先輩っ!」

オ「ははは・・・気にするな、まい・すいーと・はにー・MA・RI・NE(はーと)」

ま「うわわわわ・・・どうしたんですか?急に嫌らしい顔で迫ってきたりして・・・・」

オ「いただきまーーーーーすっっ!!」

がばぁっ

ま「きゃー、きゃー!オミ先輩に犯されるぅーーーーーっ!!!」

ばきゃっ

オ「ぐおっっ!」

?「きゅきゅきゅーー??」

オ「痛てーなっ、この猿!何しやがんだ!?」

野々宮(以下の)「オミ、元気?オミ、元気?・・・・・・と言ってます、覇炉が」

オ「うぐっ、・・・貴様か野々宮!邪魔すんじゃねー!どうせ夢と分かってるんなら、本編で出来なかったことをやってやるんだーー!!」

の「・・・私じゃなくて覇炉に言ってください」

星丸(以下☆○)「きゅきゅきゅーー」

オ「こんなケモノ臭いロボットを造ったおぼえなどないわっ!!」

の「おやおや・・・すっかり主人公気取りなんですね?」

オ「悪いか!どうせ俺の夢なんだから好きにさせやがれ!!・・・だいたい何なんだ?このセリフの前の『オ』とか『の』ってのは?!」

の「登場人物の頭文字です。作者のこの作品に対するやる気の無さの現れですね。
ついでに言うと、時間的余裕の無いときのお約束でセリフのみの構成になっております。」

オ「うわ・・・聞かなきゃ良かった・・・」

(つか、自爆してどうするよ?作者)

オ「と、とにかく俺は鞠音と・・・・って!居ねーーーーーーっっ!」

☆○「きゅきゅきゅーー!」

の「鞠音、逃げた、鞠音、逃げた・・・と言ってます」

オ「ぐおおお・・・・俺様一生の不覚っ!!」

の「何でしたら、私が代わりに・・・・・・(ぽっ)」

オ「・・・・・・・・・いや、遠慮しておく・・・・」





オ「ハァ・・・・やばいぞ。この調子だと今回はエロ無しかも知れん・・・」

うぃーん

オ「まあ、あったらあったで、翌朝パンツの中が大変なことになってしまいそうだが・・・」

涼香(以下す)「きゃっ、・・お、オミくんっっ?!」

オ「うわっ、すずねえ・・何で扉の前に突っ立ってるんだ?危うくぶつかるところだったじゃねーか」

す「ひどいっっ、突っ立ってたのはオミくんの方だぞっっ!・・・・じゃなくて、オミくんも早く出撃の準備しないとダメだぞっ」

オ「い、いや・・・その、道が分からないんですケド・・・」

す「しょうがないなぁ・・・お姉ちゃんについて来るといいぞっ☆」





オ「すずねぇ・・・これは?」

す「ガソダムだぞっっ♪」

オ「そう言われてもな・・・・・・・・・このなんとも頼りなげな面構えは・・・寧ろ・・事務?」

す「オミくん、あそこをよく見るんだぞっっっ!」

オ「ああっ!右足の膝にマジックで『RX−78』って描いてある!」

す「ねっっっっ☆」

オ「うんっ、間違いなくガソダムだね♪・・・・・・・ところで、すずねぇが持ってるソレはなに?」

す「(ギク)・・コレは・・・」

オ「極太って書いてあるね」

す「お・・お姉ちゃんの夜のお友達だぞっっっ?」

オ「え?!すずねえってマッ○ーでオナニーするの??」

す「ま、○ッキーじゃないぞっ、バイブレーターだぞっっっ」

オ「すずねえがマッキ○(極太)でオナニーか・・・・想像したらオミくん濡れてきちゃったぞっ♪」

す「うう・・・・お姉ちゃんはもう行くぞっっ、オミくんも早く来てねっっ!」

オ「そうか、すずねえはもうイキそうなのか・・・まって、俺ももうちょっとで・・・ハァハァ」

す「も・・もう、知らないっっっっっっっっっっっっっっ!」

オ「ああっ、待ってすずねえ!!」





す「涼香いきまーすっっ!」

オ「ああっっ、すずねえ!なんだかとっても見覚えのある白いMS!!自分だけずるいやぁ・・・(ぐすん)」

す「今日のお姉ちゃんは自分にだだ甘なのだっっ♪」

オ「・・・靖臣君いきまーすっ(似せガソダムで・・・)」

ばしゅーーーん





オ「おおっ・・・これが宇宙空間ってやつか?夢とは分かってても結構感動するなぁ」

す「初めての戦闘でそれだけ落ち着いてるなんて、流石はお姉ちゃんが見込んだだけのことはあるぞっっっ」

オ「それはどうも・・・」

す「あっ!オミくん危ないっっっっっ!!」

どしゅーーーーーんっ

オ「うわあっ、な・・なんだ、今、目の前を横切った丸い物体は??」

す「あ・・紅い水星・・・!」

オ「・・・水星・・・なの?」

?「ふははははははははは・・・・驚いたかっ!僕の座苦レロは通常の座苦レロの3倍のスピードで動けるのだよ」

オ「すずねえ・・アレが紅い水星??」

す「そうよ・・・アレがジオソの紅い水星」

CHU(以下C)「その通り。CHU少佐と呼びたまえ」

オ「はい質問です、CHU少佐。そのMSは速い以外に何か特徴はあるんですか?」

C「はははは、あるわけないだろう・・・軽量化の為に全ての兵装を外し、極限まで装甲を薄くしたのだからね」

オ「・・・というわけだ。すずねえ、ちゃっちゃとやっつけちゃってよ、こんなヤツ」

す「うん、かわいそうだけど」

C「うわわ・・っと、実はこんなこともあろうかと(←Dr.岸和田風味)助っ人を用意しておいたのだ!」

カナ坊(以下カ)「私でいいのカナ?私でいいのカナ?」

オ「エル牝か?!・・・乗っているのはカナ坊だな?」

す「敵は皆手足が無いヤツばっかりだねっ。これならお姉ちゃん楽勝だぞっっっ♪」

C「何を言うか・・君たちは足なんて飾りだという名言を知らないようだね?」

オ「知るかそんなもん・・・てやーーーっ、行くぜっっ!」

カ「うわぁぁぁ・・・どうしよう、こっち来るんじゃないカナ、来るんじゃないカナ?」

C「落ち着きたまえ、若菜君。ビットを放出するのだ」

カ「・・・えっと・・・これカナ?これカナ?」

ぽちっとな

オ「(なんか今、不適切な効果音がしたような・・・)」

す「お姉ちゃん何だか嫌な予感がしてきたぞっっっ」

?「今週のびっくりどっきりメカ〜!」

わらわらわらわらわらわらわら・・・・・・・

オ「うわぁああ、やっぱりー」

謎の声「説明しよう!!」

オ「すずねえっ、あのスピーカーを撃ち落とすんだ!!」

す「う・・うんっ」

びーーーーーーーー(ビームライフル)

謎の声「ぎゃあああー」

どかーーん

す「・・・・・・・で、何で撃ち落とす必要があったの?」

オ「・・・いや、何となく・・・」

C「何となくで撃ち落とされたんじゃかなわないね・・・声の人」

オ「お前も暢気に笑ってんじゃねー!カナ坊が大変なことになってるだろーが!」

カ「どうしよう、どうしよう・・・びっくりどっきりメカさんがレミングじゃないカナ?レミングじゃないカナ?」

C「ああー・・・若菜君?あまりその辺のスイッチを押しまくらない方が・・・」

カ「え?え?・・・これのことカナ?これのことカナ?」

?「豚も煽てりゃ木に登る・・ブー」

?「おろか・・・ブ」

?「おしおきだべ〜〜〜」

ちゅど〜〜〜〜ん!!

オ「ああ・・・ついに自爆した」

C「ああ・・・やはり強化人間は悲劇だ・・・・」

オ「コラコラ・・」

す「若菜ちゃん可哀想っっっ、ぐすん」

オ「・・・・・と、とりあえず気を取り直して・・・さあ、これで追い詰めたぞCHU少佐!」

C「ふふふ・・・甘いな、出でよ!サイコガソダム!」

オ「なにっっ、1年戦争にサイコなんてアリかっっ?!」(←やってる最中に1年戦争とは言わない)

す「あっ、あれは?!」

ずずずずずずずずずずず

す「うわーっ、めちゃめちゃおっきいよ、オミくんっ。それになんだか腕組みなんかして凄くエラそうっっっっ」

オ「違うだろっ!絶対ちがうだろっ、アレ!つか一つ目のガソダムが何処に居るよっ!?」

C「うるさい、やってしまえ、サイコ・ガソバスター!」

はるぴー(以下は)「ほーみんぐれーざー!!」

オ「せめて拡散メガ粒子砲って言ってくれっ!!」

どーんっ

オ「うわああああっ、すずねえっ!!」

は「あはははは、やった!これでブルマ部は滅んだわ!」

オ「そっちかい!?・・・・ってかこのままじゃヤバイ!こっちも助っ人を呼ばないと・・・」

?「くしゅ〜、誰かたすけて〜」

オ「うわっ、助け呼ばれてるしっっ!・・・・・しかも今度はガウォーク形態の貼るキリーですか??」

ひより先生(以下ひ)「くしゅ〜、ゼットガソダムです〜、変形の途中で訳が分からなくなっちゃったの・・・」

オ「何でよりにもよってそんなややこしいのに・・・くそっ、ひよ先生では役に立たんっ、誰か他に居ないのか?!」

ひ「くしゅ〜、ひどい〜・・・」

は「おまえは戦わんのかっ?!」

オ「はっはっは・・・事務ごときに何を期待するか、貴様っ!」

は「あ・・・開き直った」

初子(以下う)「待ちなさーい!」

ぐおおおおおおおおおお・・・・

は「その声は、巫女部の尼子崎?!」

す「あれは廉邦軍の最終兵器『超時空要塞コスモス』よっっっっっ!」

オ「うわっ、すずねえ生きてたの?!」

す「ひどいぞっっオミくん、お姉ちゃんを勝手に殺しちゃダメっ、ちゃんとやられる寸前に核戦士で逃げたんだぞっっ」

う「ほら、そこのメイド部のチビ!」

は「チビじゃなーい!全高200mを舐めるな!!」

う「わはははコッチは全高1200mだーー!」

オ「・・・あの2人仲悪いの?」

C「僕に聞かないでくれたまえよ」

は「わはははっガソバスターは巡洋艦クラスの宇宙怪獣にだって負けないもんねー、食らえダブルバスターコレダー」

う「きゃああああっ」

どーーん

オ「わーーーーっ(弱っっ)、すずねえ、最終兵器がやられちゃったよぉ!」

す「ううーん、こうなったらやっぱりお姉ちゃんが戦うしかないみたいねっ」

オ「え?!すずねえまだ戦うつもりなの??」

す「もちろんだぞっっっ、見ててね?オミくん!」

ふぉぉぉおお・・・

オ「ああっ、すずねえの体からなにやらオーラが!!」

C「おや、コレは・・・柔どーVS浜ーんの決戦を見ているようだね」

す「サイコアーマーっっっっっ」

C「なるほど、サイコにはサイコで対抗と・・・」

がしーん、がしーん、がしーん・・・

オ「ああ、すずねえの核戦士を中心に超時空要塞のくず鉄が集まってゆく・・・・そしていつの間にか永井号っぽいロボに?!」

は「グレート魔人ガー?!」

す「サイコアーマー・バーバリアンだぞっっっ」

オ「ごめん・・・すずねえ、流石にそれは僕の理解を超えてるよ・・・」

は「ええいっ、もう何だってかまうもんか、やっつけてやるーー!」

す「えーと・・・・・・・・・・・・・・・・・必殺技の名前をど忘れしちゃったぞっっっっ!?」

オ「すずねぇっ!それどころじゃないって!前、前っ!敵ーーーー!!!!」

す「もうっっっっ、めんどくさいなぁ、『ぶれすとふぁいあー!』」

は「きゃああああっ」

どーーん

オ「・・・・・・・・・・・さっき否定したじゃん、すずねえ」

す「え?!おねーちゃんは最初から魔人ガーだぞっっっっ?」

オ「つーかこのネタわかる人いないよ・・・・すずねえ」

す「大丈夫。今時インターネットで調べれば大抵のことは分かっちゃうんだぞっっっ?」

オ「(おいおい)・・・で、結局最強のロボットは魔人ガーってことでいいのか?」

カ「いいんじゃないカナ?いいんじゃないカナ?」

オ「どわっ、・・・・カナ坊?!」

カ「先生がもう退院していいって・・・」

オ「そうか・・・今回はやけに早かったんだな・・・」

す「オミくんっ、CHU少佐が逃げて行くよっっ!」

オ「ほっとけ」

カ「さすが通常の座苦レロの3倍のスピード・・・逃げ足だけは最強じゃないカナ?」

END


あとがき
オ「しかし我ながらくだらん夢だな・・・・」

す「そんなことないぞっっっ、お姉ちゃんとっても楽しかったぞっっっっ?」

オ「そりゃ、すずねえはやりたい放題だったもんな・・・」

カ「ま、まあ・・コスモスキャラ総出演だし、ロボットモノも出来たんだから良しとしたらいいんじゃないカナ?」

子鹿(以下こ)「あの・・・私出てない風味ですけど・・・?」

オ「あ・・・忘れてた」

こ「楽屋落ち風味ですか・・・トホホです」