肛虐実妹
作・ザウエル

タイトル←いや、エロ小説風に、ね(苦笑)

僕に突然妹ができた。
……いや、これは正確な表現とはいえない。
正しくは『家族』ができた、だ。
妹だけじゃない、父と母もできた。
さらに正確を期すなら、『突然』『できた』というのも語弊があるだろう。
実際にはずっと存在していたのだ。
……僕がその存在を知らなかっただけで。
僕には両親の記憶はない。
生まれて間もない頃に捨てられたのだ。
特に珍しい話ではないが、だからといってどこにでもごろごろしているという話でもない。

故に、子供のころはその特異な環境がもとで、色々不愉快な目にあった。
もともとのレールが歪んだ所からスタートしたのだから、行き先が歪むのも当然と
言えば当然の成り行きで、まあ、大体想像してもらえるような事が色々あったわけだ。
が、今はどちらかと言えば社会的な成功者と呼ばれる部類に属している。
定時制高校に通いながらはじめた事業が、たまたま当たっただけのことだが。
『若き億万長者』とか何とかいわれて、テレビに出たことがきっかけになり、生まれて
20年以上ももっとも疎遠だった親類が、いけしゃあしゃあと名乗り出てきた。
それが顔も見たこともない『両親』と『妹』だったというわけだ。
またぞろバカなテレビ局が『涙の再会』とやらを企画しようとしていたが、速攻で断わった。

向こうはともかく、僕はそんなセンチメンタリズムとはまったく無縁だったからだ。
大体その両親とやらは、僕に会っても謝罪の言葉もそこそこに、金の無心をはじめた
のだから何をか言わんや。
自分の都合だけで生きている、典型的な最低野郎共だった。
だが、そんな両親でもたったひとつだけ善行をしてくれた。
妹の『紗雪』と出会わせてくれたことだ。
こいつが両親に似ず……というか、あんな最低連中のDNAを引き継いでいるとは
思えない、よくできた娘だった。
まあ、あんな連中だからこそ、反面教師としての役割に不足はなかったということか。
僕とは10歳近く年は離れているが、頭の回転もよく、容姿端麗。
色々と気配りもきくので、学校に通う傍ら、僕の秘書を務めさせている。
秘書といっても僕の会社は、ほとんど僕抜きで動くようになっているので、とくに
仕事を手伝ってもらうわけでもない。
社交的な会合で、交渉をまとめるのに一役買ってもらっているだけのことだ。
こちらの境遇を話し、妹の可憐な姿を見せれば、大抵の相手は僕に対して同情を抱く。
実に便利な道具だった。

その妹の様子が最近妙だ。
学校の都合で僕のマンションに同居しているのだが、このところやたらにスキンシップ
をとりたがる。
はじめの頃は兄ができたことを喜んでいるだけだろうと思っていたが、夜中に僕の
ベッドに潜り込んでくるに至っては、単なるスキンシップにしては度が過ぎている。
そして今夜も……
「……お兄ちゃん、ちょっといい?」
ためらいがちなノックのあとに、部屋に滑り込んできたのは、アニマル柄をプリント
されたパジャマを着こんだ紗雪。
胸にはお気に入りのまくらが抱えられている。
「眠れなくて……い、一緒に寝て、いい?」
あまり考えたくはないが、これはどう見ても僕に対する挑発だった。
僕は無言で、紗雪の次の言葉を待つ。
「え、えと……お兄ちゃん?」
僕の返事がないことが不安になったのだろう。
少し声が震えているようにも思える。
僕はゆっくり起きあがると、掛けぶとんをめくり、紗雪が入り込めるスペースをつくる。

紗雪はほっとしたような、泣き出しそうな、微妙な表情でこちらに近づいてくる。
ぽすっ……といかにも軽い音を立てて、紗雪がベッドの端に腰をかける。
「あの、あのさ……お兄ちゃん……あたし、その……」
だが僕は紗雪にみなまで言わせない。
「誰に頼まれた?」
「え?」
僕の言葉があまりに意外だったのか、紗雪は僕の顔を見つめたまま絶句する。
「察しはつくけどな……どっちに言われたんだ?」
「どっちって……え? その、なにを……?」
「今さら、あんな連中をかばってどうする? おまえを使って、僕の金をひき出す
事だけが目的なんだぞ」
「う……」
僕の言葉に、紗雪が動揺しているのが手に取るようにわかる。
やはり図星か。
僕は暗澹たる思いに包まれる。
妹の紗雪を僕に接近させ、それをネタに僕から金を搾り取ろうというのだろう。
あの下衆野郎共は……。
両親の再三の金の無心に、僕はこの前最後通牒を出した。
これ以上はビタ一文出せないと。

その翌日からだった。
紗雪の態度がおかしくなったのは。
あの連中からなにか言い含められたのかもしれない、とは、思わないでもなかった。
しかし、遺伝子の半分を共有している存在が、そこまで卑劣だとは想像はしても
信じたくはなかった。
この期に及んで血の絆なんてものに幻想を抱いていた自分に腹が立った。
「違うの! パパもママも関係ないの! あたしが……」
語るに落ちるとはこのことだった。
「……もういい」
「お兄ちゃん……?」
「もういい。出て行け」
「お兄……」
「出て行けって言ってるんだ!!」
「!?」
体の中をどす黒い何かが埋めつくしていく。
親子の絆、血のつながりなんてのがどれほどバカバカしいものか、身にしみていた
ハズじゃなかったのか?
それなのに、まだ僕の中にそれを信じていた部分があったことが無性に腹立たし
かった。
「…………」
ふと気がつくと、紗雪が僕の腕にしがみついていた。
「ごめん……ごめんね……お兄ちゃん……ごめんね……」
紗雪はうわごとのように謝りつづけていた。
紗雪につかまれた腕のあたりから、僕の中の何かが昇華していく。
「……紗雪」
僕はこの時、さっきの怒りの半分の正体が何であったか、遅まきながら気がついた。
僕は、紗雪を、愛している。
実の妹である紗雪を。
まだ年端もいかぬ少女である紗雪を。
だからこそ、それを踏みにじられ、汚されたことに怒りを覚えていたのだ。
「……お兄ちゃん……あのね、紗雪ね……」
腕の布地越しに、紗雪の胸が早鐘を打っているのが感じ取れる。
それ以上の言葉は必要無かった。
たとえ、それが卑劣な連中の要請であったにせよ、彼女は、みずからの意志で
ここまでやってきたのだ。
「紗雪……」
紗雪の小さなおとがいを掴み、上に向ける。
彼女の目が閉じられる。
ゆっくりと、僕の唇と彼女のそれとが重なる。
紗雪の暖かな想いが、僕の中に流れ込んでくる。
「はうう……」
互いの唇が離れた途端、紗雪の口からため息が漏れ、彼女の身体から力が抜けていく。
僕はふたたび紗雪の華奢な身体を抱きしめ、深く口づける。
右手は彼女を抱き、左手で彼女のパジャマのボタンを器用に外していく。
そうしている間にも僕の舌は、紗雪の舌、歯、口蓋に執拗なまでの愛撫を続ける。
「ん……んん……ん……」
紗雪のとまどいが感じられるが、容赦はしない。
すでにパジャマの上下は姿を消し、残るは紗雪の熱い部分を覆っているやや厚手の
布地一枚だけ。
「ひっ……くぅん……」
舌を首筋から鎖骨にかけて移動させ、右手で背中を、左手でかすかな膨らみと先端を
じっくりと慈しむ。
「ひくっ……あふ……うぅん……」
僕は紗雪の感度の良さに違和感を感じていた。
この年でここまで感じられるというのは……。
「おに……お兄ちゃん、お兄ちゃんっ」
紗雪が夢うつつの中で、何かを訴えようとしている。
「……なんだい。言ってみな」
「ご……ごめんなさい」
紗雪の声にはすすり泣きがまじりはじめていた。
「何を謝る?」
「あたし……あたし……お兄ちゃんに、初めてをあげられないの……あたし……
初めてじゃ……ないの……」
背筋を冷たいものが流れる。
喉の奥から胃にかけて、鉛の塊がゆっくりとくだっていく。
「パパとママが……あたしも働けって……いやだっていったのに……ずっと、
泣いてたのに……たす、助けて、く、くれ、ないの……ひくっ」
「もういい! わかった! わかったから!」
紗雪の細い身体を力の限り抱きしめる。
痛みが、何かを忘れさせてくれるのを期待して。

……甘かった。
僕はまだあの連中に対する認識が甘かった。
紗雪を売っていたのだ、あの畜生共は。
だからこそ、妹を使って、実の兄をたぶらかそうなどとも考えられるのだろう。
怒りに目の前が暗くなる。
僕の中のオスの本能が鎌首をもたげてくる。
このメスはオレのモノだ……誰にも渡さん……オレだけのモノだ……
気がつくと僕は、紗雪の最後の砦の一枚の布を引き裂き、ベッドの上に組み敷いていた。

「お兄……ちゃん……?」
脅えた小動物の目で、紗雪が僕を見ていた。
……いや、それは贖罪を求める哀願の眼差しだ。
「……お願い……好きにして……痛くてもいい……お兄ちゃんを、あたしの中に
刻みこんで……いつまでも消えないように……お兄ちゃんだけのあたしに……して」
言われるまでもなかった。
紗雪は僕だけのモノだ。
たとえどんな刻印が過去にあろうとも、全て僕が塗り替えてやる。
唇を、首を、耳を、髪の毛を……胸を、腕を、指を、お腹を……秘核を、秘所を、
菊花を……
紗雪の身体の全てを、僕は舐めつくし、愛しつくした。
「だめぇ……お兄ちゃ……うぅん……かはっ……そこ、そんな……くふぅっ」
紗雪は息も絶え絶えで快感を訴える。
紗雪の身体はまったく力が入らず、軟体動物のようにぐにゃぐにゃになっていた。
「……いくぞ」
僕の言葉に、紗雪は瞳をうるませる。
「うん……いれてぇ……お兄ちゃんのぉ、お●んちん……あらしのおま●こにぃ……
ぎゅううって……」

昂ぶる快感に呂律のまわらなくなった口で、紗雪が懇願する。
果たしてどれだけの意に染まぬ客を迎えいれたのかはわからないが、それでも
紗雪の秘孔は初々しい抵抗を残していた。
「ぐうぅっ、きひっ……おっきいよぉ……お兄ちゃんのおちん●ん、おっきすぎて
あたしのおま●こ、壊れちゃうぅ……らめえぇっ」
僕の肉棒は子宮口にあたって、すべてが紗雪の中に収まりきらない。
「動……いて……もっと、お兄ちゃん……壊して……目茶苦茶にしてぇ!」
紗雪が感極まって叫ぶ。
言われるまでもなかった。

乱雑に、遠慮会釈なく、えぐるように肉棒を突き動かす。
「ひっ、ふっ、あっ、くうぅっ……いっ、いたっ……あくっ」
紗雪の苦痛のうめきに、湿り気がまじり始める。
それにあわせて僕は抽送の速度をゆるめ、ゆったりとしたリズムに変える。
「ああぁっ……らめ……もっとぉ……強くぅ……お願いぃ……」
「痛いんじゃないのか?」
僕は意地悪く質問する。
「いいのぉ……痛くても……痛いのがいいのぉ……」
もはや紗雪はさらに強烈な刺激を求めるだけのメスと化していた。
「なら……こっちはどうだ?」
僕の指が紗雪のすぼまった排泄器官にのび、入り口をまさぐる。
「ひぐっ!? え? そ……そこって……お尻の穴だよぉ?」
見つけた。
紗雪の処女を。
「ここは使ったことないんだ?」
「え? え? えぇっ? もしかして……お尻の穴に……おちん●ん、いれるの?」
「そうさ」
「入る……の?」
「どうかな……裂けるかもしれない」
「…………」

紗雪の逡巡は、あっけないほど簡単に決着がついた。
「入れて……裂けてもいいから……お兄ちゃんのしるしが欲しいの……」
「わかった」
しかし、本当に裂けてしまってはかわいそうだ。
紗雪をうつぶせにし、指で丹念に周囲から菊座の筋肉をほぐしていく。
「お兄ちゃん、くすぐったい」
「我慢しろ」
余計な力を抜かせるため、もう一方の手でクリトリスを刺激してやる。
「きゃうん、ダメ、そこ……あうっ」
その隙に、狭い穴に人差し指を潜り込ませる。
「くうっ!? き、気持ち悪いよぉ……」
ゆっくりと、何度も抜き差しを繰り返す。

腸壁内への刺激も怠らない。
「あぁ……なんなのぉ……変な……変な気持ちだよぉ……」
すでに指は二本……三本目も入った。
「くふぅ……く、苦しいよぉ……息が詰まっちゃうぅ」
「もう大丈夫だろう」
「お兄ちゃん……気にしないでいいのに。紗雪はお兄ちゃんになら、どんなこと
されても平気だから……」
紗雪の言葉が胸に染み透る。
僕はそんな紗雪だからこそ、感じて欲しくて入念な準備をする。
「……お兄ちゃん、お尻が……お尻の穴がジンジンするのぉ……熱いよお」
「どうして欲しい?」
「……入れて……お兄ちゃんの……」
「日本語は正確に」
「お兄ちゃんの……お兄ちゃんのおっきいおちん●ん、紗雪のお尻の穴にいれて……」
「よく言えた」

僕は紗雪の背後から、一気に熱い肉塊を突き込む。
「きひいぃぃぃっ!」
紗雪の口から悲鳴が飛び出す。
「入ったぞ」
僕の肉は、小柄な紗雪の身体の半分近くまで達しているのではないか、そんな
気がした。
「かはっ……くふっ……く、くるしいよぉ……押しつぶされちゃう」
「裂けちゃあいないな」
「うん……お尻の穴のところがキツいけど……痛くないよ」
「このままでいいか?」
「だめぇ! 動いて!」
「どんな風に?」
「いっぱい! いっぱい動いて! 痛くして! ズホズボってしてぇ!」
「わがままなお姫さまだ」

僕はそのわがままを存分にかなえてやる。
「あくぅっ、いっ、いっ、すご、すごいの……変な感じ……ズホズボって……
気持ちいいの! お兄ちゃん、気持ちいいよぉ!」
まだだ……もっと感じさせてやる。
「ああっ! あんっ、あんっ、めくれるの、お尻が、おっきいのぉ!
お兄ちゃんの、おちん●んが、おっきいのぉ! お尻の穴が気持ちいいのぉ!」
すでに芽生えていた紗雪の性感は、A感覚で一気に花開いたようだ。
そろそろ限界に近い。
僕も最後のスパートをかける。
「あんっ、いいっ、すごいよっ! 来る……なんか来る、ふわふわするよぉ……
お兄ちゃん、紗雪、どっかいっちゃう、いっちゃうよお!」
「紗雪っ!」
「いくっ! いっちゃうぅっ! ああっ熱いよぉ、熱いのがいっぱい……紗雪のお腹の
中にぃ……お兄ちゃんのぉ……」
精根使い果たし、紗雪はぐったりと崩れ落ちる。
「紗雪……」
汗で額にはりついた紗雪の髪を払ってあげながら、僕は決心する。
血のつながり、血の絆など僕にはなんの価値もない。
紗雪が妹であろうと、そんなことは関係ない。
僕は、僕のメスを護るのだ。
一匹のオスとして。



あとがき
エロ部分を濃くしようとしたら、長くなっちゃいました。
後半はエロ三昧。
飛ばしすぎてますか?(苦笑)
自分では純愛のつもりで書いたんですが……(ヲイ)。
鬼畜ですか?(苦笑)