PC版 The Elder Scrolls W OBLIVION のページ




はじめに

このページはPC版 「The Elder Scrolls W OBLIVION」の導入を手引きさせていただく為のページです。
とは言ってもOblivion Wiki JP(避難所)でほぼ全て解説されていますので、一般の方はそちらでお願いします。
ここは私が個人的にお勧めするMOD(「Modification」の略。ゲームを拡張、改造するファイル)を主に知人に紹介したり導入方法を自己流で指南しようという趣旨で作成しています。偏っている、もしくは間違っている場合も多々あると思いますのでその点はご注意ください。

さて、Oblivionとは海外で発売された一人用RPGです。美麗なグラフィックと自由度の高い遊び方ができる点が高く評価されています。
とは言え発売からは大分年月が経っており、その内容も今ではそれほど目を引くようなものでもありません。
しかしOblivionの最大の特徴はなんと言ってもその豊富でクオリティの高いMODの数々です。
日々プレイヤー自身の手によって多くのシナリオやキャラクター、その他のツールが開発されネット上に公開されていっています。
我々はそのMOD開発者に感謝しつつそれを楽しませてもらう・・・またはプログラムの知識があれば実際に自分の手でMODを作って楽しむことも可能なのです。

プレイ環境

パッケージ記載の必要スペックは以下
intel Pentiam4 3GHz以上
1GB以上のメインメモリー
ATI X800シリーズ または NVIDIA GeForce 6800以上のグラフィックボード
Windows XP以降のOS

というわけで今時のデスクトップマシン、もしくは「ゲーミング」を冠する一部のハイスペックノートPCならおそらくプレイ可能です。
ただしMODを色々入れていくと結構負荷が高くなってくるので、PCの性能は高ければ高い程良いことは言うまでもありません。

ちなみに私の環境はこんな感じ
CPU:AMD PhenomU 940BE(3GHz)
マザーボード:ASUS M4A79 Deluxe
メインメモリー:4GB
グラフィックボード:Radeon HD5850 (1GB RAM)
サウンドボード:なし(オンボード)
OS:Windows XP professional x64 Edition

この環境だとサウンドボードがネックです。モンスターが一度に大量に発生した場合や、馬や鹿の足音がすると動作が重くなります。この辺は後で詳しく述べる予定です。
可能ならオンボードではなくちゃんと音源ボードを追加しましょう。(サウンドブラスターなどX-Fiチップ搭載モデルなら、カードの方で処理をやってくれるのでCPUに負荷をかけないのでお勧め?)
ノートPCクラスの内臓音源だとゲームに支障が出る程です。
それ以外は少々重たい環境系MOD等を入れても全く問題ありません。
おそらくグラフィックボードの処理能力とメインメモリーの4GBが効いているのかと。
メモリーに関しては通常の32bitOS環境下では3GBが限界です。XP64やVista、7の64bit版をインストールしているなら上限はありません。
ただこの為に64bitOSを導入するのはあまりお勧めしません。
ゲーム自体は動作に問題は無いのですが、ツールの一部で動作が不安定になる場合もあり、総合的に判断すると32bitの方が無難と言えます。

ゲーム本体の購入

残念ながら「Oblivion」は日本では正式に発売されていません。よって輸入版を購入する必要があります。
勿論そのままでは全て英語なので英語が堪能で無い人にはちょっとプレイするのは無理だと思います。
でもご安心を。ちょっとした手順を踏むだけで完全に日本語化することができます!(だからわざわざ日本語版が出てないとも言える?)
ちなみに家庭用には移植されていますが、こちらは当然”改造”できませんのでこのページで目指している楽しみ方は不可能ということで今回は触れないことにします。
購入に際しては面倒なので一言「AmazonでThe Elder Scrolls IV: Oblivion Game of the Year Edition(輸入版:北米) を買え!」
とだけ言っておきます。
色んなバージョンが出てますが、これが一番無難です。

ゲーム本体のインストール

本来ならOSやドライバの更新とかDrectXとかまあ色々前置きがあるべきなんでしょうが、当然やるべきこととしてここでは端折ります。
パッケージを開けるとDVDが2枚入っていると思います。「DISC ONE」と「DISC TOW」です。
まずは1枚目「DISC ONE」をPCのDVDドライブに挿入すると自動的にインストーラーが立ち上がると思いますのでそのまま画面の指示にしたがって作業を進めてください。
かなり時間が掛かると思いますのでお風呂にでも入ってくるといいでしょう。(画面が止まっているように見えても作業は進んでいます。我慢して待ちましょう)
1枚目のインストールが終了すると続いて2枚目へ交換するよう指示があると思います。1枚目を取り出して2枚目「DISC TOW」を挿入しましょう。
(2枚目へ交換するよう指示が無くインストールが終了する場合があります。この場合でもゲームはプレイできますが、本体のバージョンが古かったり、追加シナリオ等が入っていない状態です。この場合でも2枚目のディスクを挿入すると普通にインストーラーが起動して2枚目のインストールができますので、必ず行いましょう。)

インストールが全て終了したらランチャーを起動してみましょう。
ショートカットがデスクトップ上にあるはずです。
「Play」を選択してゲームを始めてみましょう。また「Option」から画面サイズの変更などができますのでお好みに合わせて設定してください。
尚ゲームを起動する再にはDVDドライブにゲームのディスクが入っている必要があります。お忘れなく。
最初のメーカーロゴ等の表示は「ESCキー」で飛ばせます。
ロードが終わったらタイトル画面が表示されます。

<重要>このとき画面左下にバージョン情報が表示されます。
ここでバージョンが「1.2.0.416」になっていることを確認してください。もし「1.1.0.511」になっていたらDISC TOWのインストールができていない可能性があります。
もう一度DISC TOWをインストールし直すか、公式サイトで最新版のバッチを当ててください。
この後の「日本語化」はバージョン「1.2.0.416」であることを前提に進めますのでご注意ください。(詳しくはWIKIなどで調べてください)

「New」からゲームを始めて下さい。
おっさんが何か喋るムービーが始まりますがこれもスキップ。
するとプレイヤーキャラクター作成画面になります。
適当に弄ってみてもいいですが、ここは動作確認だけなのでとりあえず名前だけ入力して(一番上の項目をクリック)キャラメイクを終了してください。
すると留置場のようなところからゲームが始まります。
メッセージがいくつか表示されますが無視してOK。
メッセージが消えると移動ができるようになります。
キーボードの「W」「S」「A」「D」「E」などを押してみましょう。キャラクターが動くはずです。
またマウスでカメラ移動、左クリックで攻撃、右クリックで防御ができます。左クリックを長押しすると大振りの攻撃ができます。
「Tabキー」を押すとメニューが表示されます。もう一度押すと閉じます。
「ESCキー」を押すとシステムメニューが開きます。
ここまで問題なければとりあえずゲームを終了します。

日本語化

Oblivion 日本語化 WIKI(避難所) 参照

さて、ここからがいよいよ本番です。
ゲーム内の全てのメッセージを日本語にする作業となります。
作業は以下の2段階の工程を踏む必要があります。

・ゲーム本体に日本語化パッチをあてる
・日本語MODを導入する

日本語パッチとはOblivionで日本語を表示させる為の下準備のようなものです。
これができていないと日本語を表示することができません。
日本語MODとは日本語に翻訳された台本のようなものです。訳をした人によって若干内容が異なってきますので、好みに応じて選んで導入することになります。
とは言え、「そんなこと言われてもどれを入れたら良いのか良くわからんよ」という人もいるかと思いますので、そんな方は僕が入れてる「しとしん版」を入れてみてください。
こちらのMODは名詞を含めほぼ全てを日本語にしていますので英語アレルギーな人にもお勧めです(笑)

ではまずファイルをダウンロードしてきましょう。

下記の3つのファイルを入手してください。

TES4JaPatch015c.zip ・・・日本語化パッチファイル
名詞日本語化ファイルセットver31.zip ・・・しとしん版日本語化MOD
Knights_of_the_Nine-jb10-2009_1015.7z ・・・追加シナリオの日本語化

各ファイルの入手先は上記のWIKIから探してください。
<重要>日本語化パッチファイルのバージョンはよく確認してください。違っていると正常に動作しません。

1.日本語パッチをあてる
TES4JaPatch015c.zip を展開。
以下のファイルがあることを確認してください。

obja.dll
obja_config.exe
TES4_12416_JaPatch_015.EXE

上記以外にもありますがここでは使用しないので無視します。
上記3つのファイルをオブリビオンのゲームフォルダにコピーします。
デフォルトだと C:\Program Files\Bethesda Softworks\Oblivion/ って感じかと思います。
要するに「Oblivion.exe」があるフォルダです。ここへさっきのファイルをコピペすればOK。
それができたら今度はその持ってきた TES4_12416_JaPatch_015.EXE をダブルクリックして実行。
パッチ作業はこれで終了。
確認の為ゲームを起動してみてください。
先ほどと何も変わっていなければおそらく成功です。(この状態ではまだ日本語は表示されません)
もしも文字化け等がある場合は失敗です。
ゲーム本体のバージョンと日本語化バッチのバージョンが合ってない可能性があります。
もう一度良く調べて作業をやり直して下さい。

2.日本語MODを導入する
名詞日本語化ファイルセットver31.zip を展開。
以下のファイルがあることを確認して下さい。

menus(フォルダ)
JPBooksAlt_by_Cytosine.esp
JPWikiModAlt_by_Cytosine.esp

上記以外にもありますがとりあえず無視。
それぞれのファイルに意味があるんですが説明は省略。
上記の3つのファイルをコピーして oblivionの data フォルダに貼り付けましょう。
デフォルトだと C:\Program Files\Bethesda Softworks\Oblivion\Data/ って感じ。
「上書きしますか?」という表示が出たら全て「はい」で。
終わったらオブリビオンのランチャーを起動します。
ここで上から2番目の「Data Files」を選択。
データファイル設定画面ウィンドウが開きます。
ウィンドウの左の枠内から先ほどコピーした JPBooksAlt_by_Cytosine.esp と JPWikiModAlt_by_Cytosine.esp らしきファイルを探し、チェックボックスに×印を入れてください。
そして右下のOKボタンを押したら、改めてPlayを選択してゲームを起動させます。
今度はちゃんと日本語化されているはずです。
先ほど同様に少しだけ操作して正常に動作しているか確認したら終了させます。

3.Knigts of Nine 日本語化
Knights_of_the_Nine-jb10-2009_1015.7z を展開。
すると以下の2つのファイルがあるはずです。

Knights_jb10_2009-10-15.exe
readme.txt

Knights_jb10_2009-10-15.exe を oblivion の data フォルダへコピーします。
デフォルトだと C:\Program Files\Bethesda Softworks\Oblivion\Data/ ですね。
そしてファイルを実行するとパッチをあてるファイルの場所を聞かれるので上記のパスを入力します。
エラーが出なかったら成功だと思います。

お疲れ様でした。以上でOblivion日本語化作業は一通り終了です。
とりあえずはこの状況で”素”のOblivionをお楽しみ下さい。
ある程度プレイしてゲームを理解したら徐々にMODを導入していくことにしましょう。


次回からは様々なMODの導入になりますが、その前にいくつかのツールのインストールと使い方の説明が必要になります。
それなりに道は険しいので覚悟しておきましょう。(苦笑)




次回・・・ツール導入編その1