ツール紹介 その2



Wrye Bash

そろそろ Wrye Bash の説明をしておきましょう。
このツールはセーブデータをはじめ、 OBLIVION で使用する様々なファイルを操作することができます。
まあ実際に私達が使うとしたら「顔データの移植」や「マスターファイルの設定」くらいでしょうが・・・それでも結構頻繁に使用することになると思いますのでしっかりおぼえましょう。

導入

動作にはPythonとwxPython GUI libraryが必要ですが、全部まとめてインストールしてくれる簡易インストーラ付きパッケージが出ています。
TES NEXUS で「Wrye Bash」で検索し、「Wrye Bash 275 Self Installer」をダウンロードしてください。
ダウンロードしたexeファイルをダブルクリックして実行。指示に従って順にインストールしていってください。
Wrye Bash といくつかのライブラリがインストールされます。

すべてインストールが終了したら起動を確認します。
OBLIVIONのゲームがインストールされたフォルダを開いてください。
C:\Program Files\Bethesda Softworks\Oblivion です。
そこに新たに「Mopy」というフォルダができているはずです。
そのフォルダを開いて「Wrye Bash Launcher.pyw」というファイルをダブルクリックして実行してください。
Wrye Bash が起動するはずです。

ではこれからWrye Bash の簡単な使用例を紹介します。
OBLIVIONのセーブデータは拡張子が「ess」となっており、My Documents フォルダーの中にあります。
Windows XPなら

C:\Documents and Settings\Administrator\My Documents\My Games\Oblivion\Saves です。

まあそれはそれとして、今回は自分のセーブデータの中で「あるセーブデータから別のセーブデータへ顔を移植する」作業をやってみましょう。
Wrye Bash の画面の「saves」タブを選択してください。
セーブデータの一覧が表示されます。
顔データを変更したいファイルを選択して下さい。(セーブデータを弄りますので、壊れてもいいデータをあらかじめ用意しておきましょう)
右クリックをして「Import Face...」を選択します。
すると参照するセーブデータを選択するウィンドウが開きますので、取り込みたい顔があるセーブデータを選択して「開く」を押します。
次に出てきたウィンドウの左側からキャラクターを選択します。(ここでは一つしかないはずです)
右下のチェックボックスで取り込みたい項目を選択し「Import」を押します。
これでキャラデータの移植は完了です。

尚リストの左のチェックボックスが色分けされていると思います。
緑は現状のMOD構成で問題無く使用できるデータ。
オレンジは一部MODがすでに無いが問題なく使用できるはずのデータ。
ピンクはそのセーブデータで使用している種族MODなど重要なMODが無い為、ロードすると正常にキャラクターが表示されないか、もしくはエラーでゲームが終了するおそれがあるデータです。
詳細は右の「File」の項で確認できます。
公開されている他の人のセーブデータから顔データを移植する場合はここで必要なMODを調べて導入する必要があります。





MOD導入編 その7