独り旅エリカ〜マイスターと共に〜
作・JOEJOE
「・・・・・えっ・・・此処は・・」
ふと気づいたエリカ・・・そうだ!此処は魔法契約所の小部屋・・・・・
違う・・・・此処は・・・丸い部屋の家・・・いや球体のような・・・
「おや?目覚めたか・・・・おはようエリカ」
マジックマイスターがにこやかな笑みを浮かべて現れた。
「マイスター様・・此処はどこなのでしょうか?」
「うーむ・・多分 アリスの街の東門から100キロほど離れた所じゃよ!
と行ってもお前さんには分らんであろうが・・・後300キロも歩けば中間点・・
そこには旅の宿が1軒あるはずじゃからな」
「何で、そんなところにエリカとマイスター様は居るのですか・・・・アリスの街は?」
エリカの疑問に、マイスターは瞑想の姿勢をとりながら、
「あれから何があったのか・・・話してしんぜよう・・・」

あの後・・・一つ目と手下3人が魔法契約所に乗り込んできたのだ。
エリカを探して・・・それともう一つ・・魔法契約にきたのだが・・・
マイスターが頑として断ったのだ・・・・こんな悪には魔法は教えん・・
その為!一つ目がマイスターに戦いを仕掛けたのだが・・・・無論!勝てん・・
物理&魔法攻撃は一切効果がないのがマジックマイスター・・・倒せるのは時空騎士LVC以上。
マイスターは一つ目に封印魔法:イキニンを仕掛け・・・石化させた・・無論!奴の手下であるABCトリオも同じく石化させたのだが・・・その為!一つ目の父親が激怒し、マイスターの引渡しを時空管理局に求めたので、やむなく戦闘を避ける為・・マイスターは此処まで逃げてきた
という話である。
「まぁ!いくら一つ目の父親がアヌスの街の市長でも、それはアヌスの街だけのこと・・・
わしが本気になれば、この西地区はあっというまに消滅できるのだが・・・・それでは虚しいだけだからな・・・それでも多少不快だったので、鉱山を3つほど潰してやったわい・・」
と此処で笑い、
「まぁ!これで一つ目の父親は当分はおとなしくなるだろう・・・鉱山7つのうちドル箱鉱山3つ全て潰されたのだから・・・・ハハハ」
「そうそう!エリカさんも、これで暫らくは楽に冒険ができるはずじゃ・・・・
タイタンの石化は、後16年は続く・・ABCとかいう下っ端は400年じゃ・・・・・
タイタンもこれで年貢の納め時じゃわい・・石化が解ける頃には・・奴の発情も終わってるからな・・・・・ワハハハ」
マイスターは此処でひとしきり笑い・・・突然真顔になってエリカに言った。
「中間点まではわしが一緒に行けるのだが・・・そこから先はエリカさん!独りで旅をするのじゃぞ・・・・残念なことに、わしはマジックマイスター!アリスの街から離れても、それは中間点までなのじゃ・・・・まぁ!わしがアリスの街から居なくなっちまったから・・時空管理局は大騒ぎじゃ・・愉快じゃ・・・ハハハ」とまた笑った。
「でもマイスター様・・・また新しいマイスターが来られたら・・・あっ!そうか・・・
マイスター様が中間点までなら新しいマイスターを雇えないということなのですね?」
とエリカが叫んだ。
「その通りじゃ・・・わしが中間点におれば、新しいマイスターは雇えん・・それが掟じゃ。
それに・・一つ目の親父を大人しくさせるにも、わしは中間点で終わりなのじゃ・・・
エリカさんの側面支援ということかな・・・・後は奴だけか?」
「えっ?奴とは・・・」
「イラネーヤ・・奴は魔法戦士LV3・・・・今のエリカさんにとっては最大の強敵だ!奴はしつこい男でな・・いやしつこい猿人か」
「ということで、この後はそこそこ歩きになるのじゃが、大丈夫かな?それにモンスターが出たら、エリカさんに戦ってもらうぞ!経験値を稼いでおかないと・・後で独り旅をするも、イラネーヤと戦うこともできなくなるからな」
「ハイ!マイスター様・・分りました」
「それと・・・毎日でなくとも良いから、そなたの愛液を舐めさせてくれ・・・わしの魔力の回復はオンナの愛液・・それも処女の愛液が1番効果があるのでな・・・無論!嫌ならそれでも良い・・・・昔!それで聖戦士の女の子に嫌われてしまったのでな・・・そう!エリカ!
そなたはあの娘にそっくりじゃ・・・まるで生き写しのようじゃわい」
マイスターの声に驚くエリカ
「そ それって・・まさか・・聖戦士ユリカ でしょうか?」
「うむ・・確かそんな名前じゃ・・・」
「かーさん・・・ユリカは私の母さんなんです・・・・かーさん・・・・」
エリカは思わず涙ぐんだ・・・H69で初めて母を知っている人に出会ったからだ。
「母さん・・母さん・・・エリカはH69に居ます・・必ず助けに行きます・・・」
そんなエリカを見てマイスターは、
「うむ!今日はこのまま此処で野宿じゃ・・・といってもこの家はオーラテントのような安物ではなく・・マイスターハウスだからな・・・・それでじゃ!エリカさんは外にオーラテントを張って野宿してくれんか?嫌がらせではないぞ・・これからはオーラテントで野宿しなければならない定めじゃ・・・そなたは定宿が無い・・定住地も変更しなければならない・・・・
独り旅ではオーラテントで野宿するしかないからな・・今のうちから慣れておきなさい」
とのマイスターの言葉にエリカは「分りました!マイスター様」と答え、ハウスの外に出た。
「あっ・・・・綺麗」
地平線の彼方に三重太陽が沈もうとしている・・・
左から大中小と規則的に並んだ太陽だ・・・・エリカは沈みゆく三重太陽に見とれていた。

「こら〜いかんぞ!エリカ・・・・太陽が沈むということは紫の霧が発生するということじゃ。
早くフープを平らなところに置いてオーラバリアを張りなさい」とマイスターの怒声。
「あっすみませんマイスター」とエリカはポシェットからフープを取り出し、オーラテントを張る準備をした・・そしてオーラバリアを張ろうとして、またマイスターに怒られた。
「テントを張る前に・・用を済まさなければならんぞ・・用・・即ちオシッコやうんちじゃ。
モンスターはそういう匂いに敏感でな・・・まぁ!魔法:パンパスでテントの外に飛ばすということも出来るんじゃが・・・そういうことは独り旅でやってくれ・・・・それと夕方以後・・いや昼間でもバイザーは装備じゃぞ・・・・モンスターの中には催涙性の特殊攻撃で襲って来る奴もいる・・・・とにかくわしは居ないと思って自分を守る為のことをすんじゃぞ」

「ハイ・・・すみません マイスター様・・エリカは一人旅をしている気持ちでやります。
だから見捨てないで下さい・・・明日からは魔法の特訓も御願いします・・・・あの・・その
お礼として・・・その・・愛液は毎晩!マイスター様の元に持っていきますから・・・
御願いです・・・見捨てないで」
最後は鳴き声になった。

「大丈夫じゃ・・・誰がそなたを見捨てるものか・・・・あの時のわしは若かった・・そして今よりももっと弱かった・・・・お前さんの母さんかもしれない聖戦士を救えなった・・・・
だからじゃ!同じ過ちは2度はせん・・・・愛液は別に気にしなくて良い・・・そなたは強くなることだけを考えて旅をするのじゃ・・・・中間点までは、後数週間はかかる・・・それだけあればそなたもLV2かLV3まではいけるだろう・・・その後は中間点に居るも良し・・アイスの街を目指すのも良し・・・あるいは通常空間にもどるのも良し・・好きな人生を選べば良い」
マイスターはそう言って、ハウスの中に入っていってしまった。

暫らくその場で立ちすくんでいたエリカだったが、何を思ったのか・・何枚かソフトペーパーを持ち、草むらに入った・・・・
そして、暫らくそこで佇み・・・いや・用足しだな・・をやってからフープのところまで戻って来た。
防寒ジャンバーを着込み、フープの中心で胡座を組み「オーラバリア]と叫んだ。
フープの周りは空色の半円状のシールドで囲まれた。
「これで良いわ・・・後は寝るだけ・・・あっ!愛液・・・・でもバリアを張ってしまったし・・明日の朝にでもちょこっと自慰して・・あっ・・・濡れてきちゃった・・・くすん」
自慰と言う言葉に敏感に反応する自分の身体を恨めしく思いながら、エリカはちょこっとだけ指を使うことにした・・・身体を温めるのと、そしてアリスの街のことを忘れてしまいたかったからだ・・・・・・
「あっ・・・あぁぁぁああ・・はぁはぁ・・・・指さん・・・・軽く・・ね・・そう・・あっ」
見晴らしの良い草原に建つマイスターハウス・・・・その傍にポツンとあるオーラテントの中では・・・・・・・若い身体が快楽を求めて蠢いていた・・・・そう!明日を生き抜く力と活力を求めて・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・その日からエリカの身体は絶頂に到達しても、
Z愛液が出ないようにしようと、意識的にエリカは訓練もかねて・・・左手で自慰に励んだ・・・このH69で独りで生きていくには・・・・自分が純粋エクスタシアンであることが
知られてはいけない・・・銀色愛液が出なければ・・・そう簡単には、ばれない。
「うっ・・・今日からは・・自慰は・・・あっ・・左手でするのよ・・左手・・・・あっ・・はぁはぁ・・あぁぁぁあ・・・右手は母さんと一緒に通常空間に帰ってからよ・・それまでは、
あっ・・はぁはぁ・・あぁぁああ 沢山出ちゃった・・・マイスター様!明日はコップ1杯分持っていきます・・・だから・・ああぁぁあ・・エリカに修業をつけさせてくださいまし・・
あっ・・・あぁぁぁあ・・御願いします・・・・・」
こぼれる愛液をコップに掬うエリカ!愛液の色は銀色ではない・・・・・
オーラテントの中には甘い香りが漂い始めた・・・・
エリカは「消臭魔法:フローラル」を掛け・愛液の香りを消した・・・後には柑橘系の香りだけ。そして・・「さぁ!寝ましょう・・明日からは特訓よ・・・母さん!待っていてね」
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
マイスターはそんなエリカの行為は知らない・・・ただ昔!救えなかった聖戦士の女の子のことを思い出し・・・・・泣いていた・・・・・・
「ユリカ・・・君の娘がH69に来たよ・・・今度こそ・・オレが・・・いや・・・エリカを
みっちり仕込んでやるよ・・・聖戦士としてこのH69で生きていけるように・・・
そして、・・・・ヘレナシティまで行ける強い戦士にしてみせる・・・だから・・・・
それまで・・・待っているんだよ・・・・」


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